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読書と労働に関するketaro0809のブックマーク (10)

  • あなたの給料はなぜその額なのか?──『給料はあなたの価値なのか――賃金と経済にまつわる神話を解く』 - 基本読書

    給料はあなたの価値なのか――賃金と経済にまつわる神話を解く 作者:ジェイク・ローゼンフェルドみすず書房Amazon自分が毎月いくらもらえるのかは、日・世界経済がどうこうよりもよほど重要な目先のテーマである。だが、それ=給料はどうやって決定されているのか。真っ先に思いつくのは職種や立場だろう。大企業のCEOマクドナルドのバイトよりも稼げるのは間違いない。介護職の大半よりプログラマの方が稼いでいるだろう。そうした立場・職種に加え、個人の成果でも給料は変化する、すべきだと信じられている。 しかし、それはどこまで当か? 個人の成果はどれほど給料に関係しているのか? 介護職が重要不可欠で需要もあるのに賃金が上がらないのはなぜなのか? 1960年代にアメリカの一般的な経営トップは一般労働者の20倍稼いでいたのが、21世紀に入ると224倍から271倍も稼ぐようになったのはなぜなのか? それは当に

    あなたの給料はなぜその額なのか?──『給料はあなたの価値なのか――賃金と経済にまつわる神話を解く』 - 基本読書
  • 『出版翻訳家なんてなるんじゃなかった日記 こうして私は職業的な「死」を迎えた』げに恐ろしき、出版界の裏事情を綴る真摯な暴露本 - HONZ

    『出版翻訳家なんてなるんじゃなかった日記 こうして私は職業的な「死」を迎えた』げに恐ろしき、出版界の裏事情を綴る真摯な暴露 このをここで紹介していいものか迷ったが、著者の真摯な姿勢に心を動かされたので、おもねらずにレビューしてみたい。 書は、ベストセラー『7つの習慣 最優先事項』の訳で一躍売れっ子翻訳家になった著者が、出版社との様々なトラブルを経て業界に背を向けるまでの顛末を綴った、げに恐ろしきドキュメントだ。 驚くことに、名前こそ伏せてあるが、理不尽な目に遭わされた出版社のプロフィールが文や帯でずらずら書かれている(業界歴の長い人ならすぐにわかるのではないか)。著者の名前をネットで調べれば翻訳を担当した書籍がばんばん出てくるし、もはや告発書、暴露と言っても過言ではない。 まずは著者が経験した「天国」から。 出版翻訳家を夢見たのは21歳のとき。大学卒業後は大学事務員、英会話講師、

    『出版翻訳家なんてなるんじゃなかった日記 こうして私は職業的な「死」を迎えた』げに恐ろしき、出版界の裏事情を綴る真摯な暴露本 - HONZ
  • 日々イノベーションが起こっているのに、多くの人が将来に悲観的なのはなぜなのか──『テクノロジーの世界経済史 ビル・ゲイツのパラドックス』 - 基本読書

    テクノロジーの世界経済史 ビル・ゲイツのパラドックス 作者:カール・B・フレイ発売日: 2020/09/18メディア: Kindle版昨今世を賑わしているのは、AIが人間の労働を代替してしまうがゆえに、どんどん人は解雇され仕事につけなくなってしまう、という不安や恐怖である。映画館のチケット発券が今ではほぼ無人化され、スーパーの品物の発注も人間からシステムに切り替わっている状況だから、AIによって(中にはAIじゃなくてただの自動化も多いが)人間の労働が削減されていくのは、実感のレベルでみなわかっていることだろう。 だが、これと同じことは産業革命の時代にも起こっている。機械化された工場が家庭内手工業に取って代わり、中程度の賃金の仕事はどんどんなくなった。工場経営者の資産は増え、逆にそれまで工場で働くためにスキルを最適化させてきたものはそれまでより賃金の劣る仕事につかざるを得なくなったせいで、格

    日々イノベーションが起こっているのに、多くの人が将来に悲観的なのはなぜなのか──『テクノロジーの世界経済史 ビル・ゲイツのパラドックス』 - 基本読書
  • 『ルポ企業墓 高度経済成長の「戦死者」たち』墓からみた日本人と企業 - HONZ

    長いことを読んでいると、性格が素直じゃなくなる。新しいを手に取っても、「この手のテーマ、前も読んだことあるな、フン!」などとついつい思ってしまうのだ。すれっからしもいいところである。 だがこのには驚かされた。まさかこんな切り口があったとは!『ルポ企業墓 高度経済成長の「戦死者」たち』は、文字通り企業が建立した「企業墓」をテーマにしたノンフィクションだ。 聖地として知られる高野山は、年間200万人もの観光客が押し寄せる一大観光地でもある。ここを訪れた人はみな奥之院を目指す。空海御廟に詣でるためだ。 御廟までの約2キロメートルの参道の両側には、織田信長や豊臣家といった名だたる戦国大名の墓所が林立していることで有名だが(ホント物凄い数ある。さながら戦国オールスターズの趣)、実はパナソニックやクボタなどの企業墓が多数集まるエリアでもある。 金剛峰寺域内や周辺も含めると、高野山にはなんと140

    『ルポ企業墓 高度経済成長の「戦死者」たち』墓からみた日本人と企業 - HONZ
  • 【読書感想】スポーツ国家アメリカ - 民主主義と巨大ビジネスのはざまで ☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    スポーツ国家アメリカ - 民主主義と巨大ビジネスのはざまで (中公新書) 作者: 鈴木透出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2018/03/20メディア: 新書この商品を含むブログ (1件) を見る 内容紹介 自由と平等の理念を持つ、移民の国アメリカ。全米がスーパーボウルに熱狂するなど、スポーツが大きな存在感を持つ。野球をはじめとするアメリカ発祥の競技は、社会や文化とどう関係しているか。人種や性、地域社会の問題にアスリートたちはどう向き合ってきたか。大リーグの選手獲得方法やトランプ大統領とプロレスの関係は、現代アメリカの何を象徴しているのか。スポーツから見えてくる、超大国の成り立ちと現在。 スポーツ大国、アメリカ。 野球のアメリカ国内でのナンバーワンチームを決める試合が「ワールドシリーズ」って、ちょっとおかしくない?と僕は言いたくなるのです。 実質的には、アメリカで一番強いのが「世界

    【読書感想】スポーツ国家アメリカ - 民主主義と巨大ビジネスのはざまで ☆☆☆ - 琥珀色の戯言
  • 【読書感想】コンビニ外国人 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    メディア: この商品を含むブログを見る Kindle版もあります。 コンビニ外国人(新潮新書) 作者: 芹澤健介出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2018/05/25メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る 内容(「BOOK」データベースより) 全国の大手コンビニで働く外国人店員はすでに四万人超。実にスタッフ二十人に一人の割合だ。ある者は東大に通いながら、ある者は八人で共同生活をしながら―彼らはなぜ来日し、何を夢見るのか?「移民不可」にもかかわらず、世界第五位の「外国人労働者流入国」に日がなったカラクリとは?日語学校の危険な闇とは?丹念な取材で知られざる隣人たちの切ない現実と向き合った入魂のルポルタージュ。 そういえば、僕が生活している九州の地方都市でも、コンビニで外国人の店員を見かけることが増えたなあ、と、この1年くらい思っていたのです。 東京では、コンビニで働いている

    【読書感想】コンビニ外国人 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
  • 【読書感想】ユニクロ潜入一年 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    ユニクロ潜入一年 作者: 横田増生出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2017/10/27メディア: 単行この商品を含むブログ (1件) を見る KIndle版もあります。 ユニクロ潜入一年 (文春e-book) 作者: 横田増生出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2017/10/27メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る 内容(「BOOK」データベースより) ワンマン経営に疲弊する現場!サービス残業、人手不足、パワハラ、無理なシフト、出勤調整で人件費抑制―「うちの会社で働いてもらって、どういう企業なのかをぜひ体験してもらいたい」。柳井正社長の言葉に応じ、ユニクロの店舗で一年以上にわたり働いたジャーナリストが克明に描いた潜入ルポルタージュの傑作! 『ユニクロ帝国の光と影』の著者による、「ユニクロで実際に働いてみた」体験記。 ユニクロは、文藝春秋を相手に『ユニクロ帝国の光

    【読書感想】ユニクロ潜入一年 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
    ketaro0809
    ketaro0809 2017/11/21
    “この本の題材は『ユニクロ』なのですが、ユニクロというのは、これから日本企業が向かおうとしている場所に、一足先にたどり着いてしまっている企業なんですよね、たぶん。”
  • 【読書感想】東大卒貧困ワーカー ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    東大貧困ワーカー (新潮新書) 作者: 中沢彰吾出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2017/06/15メディア: 新書この商品を含むブログを見る Kindle版もあります。 東大貧困ワーカー(新潮新書) 作者: 中沢彰吾出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2017/06/23メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る 内容(「BOOK」データベースより) 東大卒、元アナウンサーの筆者が、介護退職した後に見たのは、奴隷労働にも等しい「派遣・非正規」の実態だった。徹夜での12時間労働、日給1300円の仕事、研修名目で3ヶ月間無給等々、人の弱みにつけこむ求人が、今も堂々とまかり通っている。さらに資産家のふりをさせる詐欺紛いの「替え玉」派遣まで登場―徹底した現場主義による潜入取材で見えてきた、知られざる労働現場の真実。 派遣社員、という働き方は、いまではごく一般的なものになっている

    ketaro0809
    ketaro0809 2017/07/10
    “「雇用と交換に金やサービスを要求する企業はすべてワル」”
  • 『武器としての人口減社会』本当に女性が活躍できる社会になれるのか? - HONZ

    著者の村上由美子氏は、上智、スタンフォード、ハーバードで学び、国連、ゴールドマンサックスなどに勤務した後、2013年からOECD(経済協力開発機構)東京センター長を務めている。しかも、内外を飛び回りながら、国際結婚して三人のお子さんを子育て中というスーパーウーマンである。 書の紹介に当たって最初に村上氏の経歴を取り上げたのは、後述するように、こうした村上氏のパワフルな生き方に再現性があるのかが、日が抱える社会問題解決のカギになっていると思うからである。 書の特徴は、OECDの各種国際比較統計を駆使して作られており、とにかくデータが豊富であるということ。その上で、近未来の日がとるべきベスト・プラクティスを提言しているので、よくありがちな定性的かつ情緒的な日礼賛ではなく、非常に説得力がある。 そうした意味で、教育経済学的な手法でデータに基づいて分析する教育経済学の見地から日の教

    『武器としての人口減社会』本当に女性が活躍できる社会になれるのか? - HONZ
    ketaro0809
    ketaro0809 2016/09/18
    “先例のない人口減少社会にも関わらず、むしろそれだからこそ、グローバリゼーションの流れをプラスに受け止め、社会の構造改革を進めることで、日本は今後も繁栄していくことが可能であるというポジティブなもの”
  • 『ルポ ニッポン絶望工場』 メディアが報じない便利さの裏側 - HONZ

    世の中には「知っておくべきだが、知らされていない事実」がたくさんある。書が伝えるのは、日で過酷な労働を強いられている「留学生」や「実習生」の実態である。出稼ぎベトナム人と、彼らをい物にする日語学校、低コストで彼らを雇う企業という三すくみの構図がメインだ。また、中国人や日系ブラジル人減少している理由や、外国人介護士が定着しない理由についても書かれている。書に書かれていることは、日人として「知っておくべきこと」の一つだと私は強く感じた。 書によると、日で暮らす外国人の数は、昨年1年間で約11万人増え、過去最高の約223万人に達した。こうして増加した外国人の半分以上は「実習生」と「留学生」として日にやってきているそうだ。実習生・実習生とも、前年比15パーセントの増加。まさに、急増である。なぜ、そうなったのか。書によると、その答えは出稼ぎである。日の労働人口は減り続けており、

    『ルポ ニッポン絶望工場』 メディアが報じない便利さの裏側 - HONZ
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