2010年01月18日 無料電話禁煙相談、禁煙の利得を強調したカウンセリングで短期の禁煙率上昇。 米国の無料禁煙相談に電話した喫煙者を、禁煙の利得を強調したカウンセリングを行なう群(810人)と、従来のカウンセリングを行なう群(1,222人)にランダムに分けたところ、2週間後の禁煙率は23.3%と12.6%で前者が高かったが、3ヵ月後の禁煙率は28.4%と26.6%で差がなかった。論文はJournal of the National Cancer Institute電子版に2010年1月7日掲載された。 無料電話禁煙相談である「クイットライン」は、90年代より始められ、米国人口の100%をカバーするほか、ヨーロッパやアジアの一部でも実施されている。 今回の研究は、ニューヨーク州のクイットラインを用いて、禁煙の利得(利益の達成や、ネガティブな帰結の回避)を強調するカウンセリングの効果を調