国土交通省は11日、全日空機が定員より多い客を誤って搭乗させ、1人が立ったまま離陸しようとするトラブルがあったと発表した。国交省は同日午後、同社を厳重注意する。 トラブルは9月30日、福岡発羽田行きの便で起きた。国交省によると、父と一緒に搭乗予定だった息子が、間違って父親のチケットのバーコードを予約・発券サイトからダウンロードし、スマートフォンに表示させて保安検査場や搭乗口を通過した。父と同じバーコードが使われたため、「再通過」などのエラーメッセージが出たが、保安検査員らは読み取り機に複数回かざしたことが原因と考え、通過させたという。 予約システム上では息子は「未搭乗」のまま。全日空はその席にキャンセル待ちの客1人を搭乗させた。当時は満席で、結果的に定員より1人多く搭乗してしまったという。 駐機場を離れた後、立っている客がいることに乗務員が気づき発覚。飛行機はすぐに駐機場に戻ったという。(
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