事の発端は、正月休みにヒマなので CGI::Application で用いたウェブ・アプリケーションのひな形、スタータ・キットを作ってみようかと、用途もないのに考えついた事であった。目下用途はないけれど、ひょんな閃きがあったときに、さっと取り組めるように。──というコンセプトは後付けである。 そのひな形には、認証機能を付けておきたい。 CGI::Application はそこまでの面倒は見てくれないので、その実装が、いつも面倒に思っていたところだったからこそ、パターンにしておきたかった。尤もちょっとしたアプリケーションであればユーザ登録なんて機能は大仰だし、登録された情報を管理するのも面倒であると、登録してもらう前から心配になってしまい、気が進まなくなる。そんなときには近頃流行を見せている OpenID を使えるとよいなと考えるのは自然なことだった。そこで OpenID を CGI::Ap