東京人権連 > 同和問題について > 「解同」の正体 > 映画「橋のない川」上映妨害事件 > 灘本氏のレポート 灘本昌久 はじめに ここ10年来、少し気になっていたことに、今井正監督による映画「橋のない川」がある。この「橋のない川」の第2部は、差別映画であるとして部落解放同盟や共闘団体が1970年より糾弾闘争、上映阻止闘争を続けており、私も1970年代半ばに2回ほど、この「闘争」に参加していた。どうして、それが心に引っかかってきたかというと、大きな声ではいえないが、実はつい先日まで、私はこの映画を見ていなかったからである。よく見てもいない映画の「上映阻止」などという無茶なことができたものだと今になって思うが、当時は差別映画を上映させるわけにはいかないという一念だった。 ところが、最近、差別語や差別表現について考えたり発言したりすることが多くなってきてみると、