本日のご来場、まことにありがとうございます。いろいろな文明の利器によって、世の中は日進月歩で便利になっていきます。それを事実として認めた上で、昭和時代のまったりしたノンビリ感が懐かしい…というより、逆に魅力的に感じることも少なくありません。 昨年末に、3Gのガラケーがサービス終了になることから、止むを得ずに格安の1円スマホに乗り換えました。そもそも文化としてのSNSには興味がなく、携帯は≪無線電話+メール機能≫で少しも不便を感じていなかったのですが、時代がそれを許してくれなかったのです。こんなところにも、客観的な年齢を自覚してしまいます。 もちろん、スマホを使いこなさないと職場や社会から遊離してしまう世代では、否応なしに流れに乗るしかないでしょう。ただ、大学に入るまで電話のない家庭で育った古い人間には、それが窮屈に感じられてしまうのです。元来「自由で気ままな時間」とは、通常の人間関係が遮断