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ブックマーク / natrom.hatenablog.com (10)

  • 軽症であればインフルエンザが心配だからと病院に行くのはおすすめしない - NATROMのブログ

    インフルエンザのシーズンになりました。外来はインフルエンザの患者さんでいっぱいです。もちろん、インフルエンザを疑う患者さんにはマスクをして別室や車内で待機していただくなどの対応をとるんですが、完全に隔離するのは難しいです。トイレや診察や検査のための移動もありますし、患者さんの中には事前の連絡なく受診される方もいらっしゃいますし、高熱ではないけど実はインフルエンザという患者さんが待合室にいるかもしれません。インフルエンザシーズンの病院は感染のリスクが高いとお考えください。 タミフルなどの抗インフルエンザ薬は症状を1日間ほど短縮する効果がありますが、別に薬を使わなくてもほとんどのインフルエンザは自然に治ります。肺炎や脳炎などの合併症が怖いですが、もともと健康な人において抗インフルエンザ薬がこうした合併症を減らすかどうかはよくわかっていません。そうはいっても「熱が出て関節痛もして今まさにしんどい

    軽症であればインフルエンザが心配だからと病院に行くのはおすすめしない - NATROMのブログ
    khwarizmi
    khwarizmi 2019/01/31
    これは至極正論なんだけど,インフルエンザ診断キットって薬局で売れないの?ってのは思う。例えば,2000円だったら買うよ。
  • カインの妻はどこから来たか? - NATROMのブログ

    ■人類誕生の謎が解決してしまった? (らばQ)で、進化論と創造論の謎や矛盾を解決したというネタをやっていた。詳細はリンク先を参照していただくとして、ここでは「創造論の謎」について述べる。「らばQ」では、アダムとイヴの息子であるカインおよびセツのについて、「神が創ったのはアダムとイブだけで、どこからともなくやってきた女性は謎のままなのです」としている。こうしてネタになっていることからも分かるように、この「謎」はポピュラーではあるが、実は解決済みである。少なくとも若い地球の創造論者にとっては。「聖書から生まれた先端科学 創造論の世界」、久保有政著、徳間書店より引用しよう。 聖書に反対する人々は、しばしば聖書の矛盾をつこうとして、よく「カインのは誰か」ということを問う。カインは弟アベルを殺してしまった。そののち聖書は、 「さて、カインは、そのを知った」(創世記四・一七) と記している。しか

    カインの妻はどこから来たか? - NATROMのブログ
    khwarizmi
    khwarizmi 2012/11/03
    どうでもいいけど、遺伝子が完全だから近親相姦してもOKって論理は、ラザルス・ロングを思い出す。
  • お金の切れ目が命の切れ目 - NATROMのブログ

    肝臓癌の治療薬にソラフェニブという薬がある。商品名はネクサバール。日では2009年5月から保険適応となった。肝臓癌の治療法は、部分肝切除術、ラジオ波焼灼療法、肝移植、腫瘍塞栓術、持続動注化学療法など複数あり、病期や肝障害の程度によって使いわける。ソラフェニブは切除不能な肝細胞癌が対象となる。海外で行われた二重盲検プラセボ対照試験では、生存期間の中央値はソラフェニブ群で 10.7 ヵ月,プラセボ群で 7.9 ヵ月であった*1。 ちなみに、薬価は、1錠5000円強。標準的な投与量は1日あたり4錠なので、1日あたりにすると2万円強、1ヶ月あたり60万円強ということになる。保険適応になっているから、患者さんの自己負担は60万円の3割で18万円。これは高額療養費制度の適応になるので、平均的な所得の人ならば、ソラフェニブ以外の医療費も含めて自己負担額は8万円強程度になる。差額は組合・政府などの保険者

    お金の切れ目が命の切れ目 - NATROMのブログ
    khwarizmi
    khwarizmi 2010/11/01
    医療が進歩した結果,命の値段を社会で一律に決めるべきか,個々人が決めるべきか選ばなきゃいけないんだろうな。
  • HIVキャリアを理由に看護師を解雇することは正当か? - NATROMのブログ

    あなたは、ちょっぴりロリータ風味の2次元エロ同人誌をささやかな趣味として楽しんでいる成人男性だとしましょう。現実に被害者が存在する児童ポルノには手を出さないし、興味もありません。当たり前のことですが、現実の未成年の女の子に手を出すつもりもありません。大っぴらにすることではないですが、誰にも迷惑をかけるでもありません。ところが、ある日、職場(小売業とでもしましょう)で盗難事件があり、あなたに断りもなくあなたのカバンが調べられ、たまたまエロ同人誌が見つかってしまいました。上司は、 「当店では小学生のお子さんも来店する。うちでは仕事を続けさせることはできない。他の理解ある企業に面倒を見てもらっては」 と、それとなく退職を迫ります。2次元エロ同人誌を所持していたというだけの理由で、退職を迫るのは正当なことでしょうか? 「2次元エロ同人誌所持者が、小学生に性的いたずらをすることは当然ありうることだよ

    HIVキャリアを理由に看護師を解雇することは正当か? - NATROMのブログ
    khwarizmi
    khwarizmi 2010/05/03
    二次エロ所持者と同一視するのはどうか?HIV感染を理由に解雇するのは不当.でも,HIV感染者はそれ相応の対応が必要なわけで,医療従事者の定期的な血液検査でHIVその他を調べて対策をするのは正当と思う
  • 血液型と性格の関係についてぶっちゃけちゃった大学教授 - NATROMのブログ

    はてなブックマーク経由。ベネッセの「チャレンジ3年生」に掲載された「クラシック音楽べ物がおいしくなる!?」という記事を批判していた大学教授が、同時に血液型性格診断に肯定的であったという話。まずは、ベネッセ批判を紹介。 ■トンデモ(大学教授のぶっちゃけ話) うちの9歳の娘は、ベネッセの「チャレンジ3年生」を愛読している。 幼稚園の時に「しまじろう」にお世話になって、それがいまだに続いているのだ。 あきらかに「付録」が目当てなんだけど、を読むという習慣をつけさせるために続けている。 12月号には特集号として「音の不思議大発見」という冊子がついて来たんだけど、ソファに寝そべってだらしなくテレビを見ている父親の私に向かっていろいろと説明してくれた。 娘:クラシック音楽を聴かすとトマトが甘くなるんだよ。 父:ウソや。 娘:牛にクラシック音楽を聴かすと牛乳がおいしくなるんだよ。 父:ウソや。

    血液型と性格の関係についてぶっちゃけちゃった大学教授 - NATROMのブログ
    khwarizmi
    khwarizmi 2009/03/16
    まとめ乙 / ひとまず,自分で考えることが科学者には必要だけど,考えた結果どこかに行っちゃう危険のある両刃の剣ということで.
  • 臓器売買は容認できるか - NATROMのブログ

    ■なぜ臓器が足りないのか? そのとき何がおこるのか?(地下生活者の手遊び)にインスパイアされて、臓器売買について考えてみた。現在の日において、臓器売買は禁止されている。しかし、臓器売買を明確な悪だと断ずることは難しい。以下のような状況を考えてみよう。 あなたは移植医である。患者Rは慢性腎不全で透析中であるが、医学的には腎移植を受けるのが望ましい状態であり、移植を受けられなければ近いうちに死に至る可能性が高い。あるとき、患者Rは、ドナー候補Dを連れてきて、生体腎移植を希望した。ドナー候補Dは健康で、少なくとも医学的にはドナー候補としては理想的であった。しかし、Dの外見が日人には見えなかったので、不審に思い詳しく話を聞いてみると、DはRから金銭的な報酬を得てドナー候補になったことを教えてくれた。ことが露見することはまずないし、なったとしても移植医であるあなたは「臓器売買があったなんて知らな

    臓器売買は容認できるか - NATROMのブログ
    khwarizmi
    khwarizmi 2009/02/10
    金銭の授受があったらダメなものは,なくても取引しちゃダメなんじゃないかな
  • おもしろそうだから人体実験してみた - NATROMのブログ

    脚気に関する論文をひもといていると、けっこう人体実験がなされている。昔のことだから、おおらか。二つほど紹介しよう(いずれも引用文中の強調は引用者による)。まず、ビタミン50年記念事業会発行の「ビタミン研究五十年」の大森憲太「近代の脚気原因研究のあゆみ」より。このが発行されたのが昭和36年(1961年)。鈴木梅太郎のオリザニンの発見が明治43年(1910年)なので、それから約50年目。「米糠で脚気が治るなら小便でも治る」と鈴木梅太郎が揶揄された逸話からわかるように、1910年代の日ではまだ微量栄養素の不足によって脚気が起こるという説は受け入れられていなかった。ビタミンB不足が脚気の原因か否かで激しい論争が起こるのだが、大森憲太(のちに慶応大学教授)が脚気ビタミン欠乏説支持の最右翼であった。約50年経って、「あのころは大変だったねえ」的な感じで書かれたのが「ビタミン研究五十年」という。ま

    おもしろそうだから人体実験してみた - NATROMのブログ
    khwarizmi
    khwarizmi 2008/12/18
    やはり科学の基礎は実験から…
  • やる夫で学ぶ脚気論争 - NATROMのブログ

    脚気は米を主とする日や東南アジアに多発した病気で、定説ではビタミンB1の欠乏が原因とされる。ところがカビ毒が原因であるという異説もあり、調べ始めたらこれが面白い。そのうちブログに書くが、とりあえずは定説の成り立ちを理解していないと面白さがわからない。そこでまずは定説を解説してみた。教科書的に書いても良かったのだが、面白く読んでもらおうと思ったらこうなった。 ____ /\  /\     海軍軍医高木兼寛だお! /( ●)  (●)\   日の軍隊は脚気が多すぎるお! / :::::⌒(__人__)⌒:::::\  英国留学帰りの私が |     |r┬-|       |  日のために脚気を根絶させるお! \     ` ー'´     / 高木 兼寛(1849年〜1920年) ____ /⌒  ⌒\ /( ●)  (●)\   原因究明のため、まずは /::::::⌒(__人_

    やる夫で学ぶ脚気論争 - NATROMのブログ
    khwarizmi
    khwarizmi 2008/12/18
    面白い/高木先生って,1歩間違うと「ひでお化」してたんじゃないかなおと思わせる危うさを感じる
  • マネジメントの神様による医療経営セミナー - NATROMのブログ

    しばしば、医療機関の経営不振を医療者の怠慢のせいにされる。「単純に経営が下手」「胡座をかいて赤字体質も平気のまま」などと言われたこともある。だが、経営努力をしていないわけではない。以前勤務していた病院では、医局に「先週の病床利用率○○%、目標は××%」と張り紙がしてあり、だいたい目標が95%くらいだった。病床利用率とは大雑把に言うと、ベッド数あたりの入院患者数で、100%に近ければ近いほどベッドが効率的に利用されていることになる。病床利用率が下がると、院長が朝礼ではっぱをかけていた。ちなみに、かの病院では、最近の病床利用率は80%後半で赤字とのことだ。 病床利用率を上げるために空きベッドを少なくすると満床となりやすく、救急患者が「受け入れ困難」になってしまう。これは救急病院だけではなく、慢性期を診る病院の問題でもある。救急病院に空きベッドをつくるには、病状が落ち着いた患者さんにはすみやかに

    マネジメントの神様による医療経営セミナー - NATROMのブログ
  • 血液型と食べ物の相性 - NATROMのブログ

    ZAKZAKが藤田紘一郎による「べ物も血液型別に相性がある」という話を取り上げている。 ■べ物にもあった!?血液型相性…合わないと体に負担(ZAKZAK)*1 「人類の最初はO型で狩猟民族だった。だが、その後、農耕民族の一部からA型が生まれ、遊牧民族の一部からB型が生まれ、彼らが混じり合った結果、AB型が生まれたと考えられる。分類的にはA型はB型に対する抗体を持ち、B型はその逆。O型はそのどちらの抗体も持ち、反対にAB型は抗体は形成しない。この抗体の有無が、べ物の“相性”も決める」と話すのは、東京医科歯科大学名誉教授で人間総合科学大学の藤田紘一郎教授。 血液型ダイエットの話をちょっぴり膨らました模様。血液型ダイエットとは、血液型別に先祖が異なり、ゆえに体質に合うべ物が異なるという主張である。たとえば、O型の祖先は狩猟民族であるから肉をべると良い、というもの。科学的な根拠はない*2

    血液型と食べ物の相性 - NATROMのブログ
    khwarizmi
    khwarizmi 2008/07/03
    藤田先生は芸風がおかしいだけだと思ってたんだが…/某ELの有名教授のblogの血液型ネタ頻度は異常
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