kiinatanのブックマーク (17)

  • 影虎の血刀 - ジャンプルーキー!

    kiinatan
    kiinatan 2022/10/01
    男装の麗人が活躍する刀をテーマにした和風ダークファンタジー
  • 夏の虫、氷を笑う(ネーム) | あしたのヤングジャンプ

    kiinatan
    kiinatan 2022/08/27
    人間の情欲がここまで丁寧に描かれた作品にはなかなかお目にかかれないのではないでしょうか。美しくも、切ない、真夏の若き僧侶と尼の愛憎劇です。
  • ローレライ伝説 - 少女人魚ブリュンヒルデよ、海上で平和の歌を歌え(木谷日向子) - カクヨム

    その日の夜は、これから生命が活発にはばたきだす予感を感じさせる初夏だというのに、いやに月が冴(さ)えていて肌寒かったと、当時25歳であったジークフリート・アドルフは鮮明に思い出すことができる。 窓から差す月明かりが、船の中の灯りよりもぼんやりと真白く、粉雪のようなかすかなきらめきが、夜色に染められた船内を照らしている。 鈍い赤と橙が入り混じったのひかりをもたらしていた船灯を消してしまっても、首から下げたペンダントの中にある、小さな写真の中の少女が見えるのではないかと思うほどであった。 くすんだ古いペンダントは、円の中央にアイスバーグの薔薇の紋章が彫られている。紋章のすきまに、焦げた銅のさびがかすかについている。紺色の地に、草花を象(かたど)った金の刺繍の施された軍服の中に隠されたそれを首から出し、手のひらに乗せると親指でぱちりと弾いて中を開く。 金色のまつげに縁(ふち)どられた、夜のとばり

    ローレライ伝説 - 少女人魚ブリュンヒルデよ、海上で平和の歌を歌え(木谷日向子) - カクヨム
    kiinatan
    kiinatan 2022/05/31
    うつくしい文章で語られる、幻想的な西洋ファンタジー。キャラクターが立っていて、本当に面白い!
  • 決闘裁判 - 少女人魚ブリュンヒルデよ、海上で平和の歌を歌え(木谷日向子) - カクヨム

    イザベルが態勢を整えた。背骨の浮くほどに肉の薄い、白い背中のすじを伸ばして。戦闘態勢に入ったのだ。 十六夜もわずかに崩していた体の姿勢を伸ばした。すべての関節の至るところの、少しのすきまにも空気を入れて血液の巡りをよくするかのように。 ふたりとも、戦場の軍人と同じ心構えであった。ーー彼女らが纏っているのは軍服ではなく、凛とした着物と、海がもたらした女性の体を守る衣であったが。 ジークフリートも目を瞠ったまま、うすく口を開けて背筋を伸ばして立っていた。 ブレンも、アルベリヒさえも。 彼らは軍人だった。これから何が起こるのか、能的に悟ってしまったのだ。 神聖な決闘が今始まろうとしている。 海底に来てから、どれほどの時間が流れていたのか、すでにわからなくなっていた。夜が幾重も巡り、今ここは生まれ変わった朝の白い雲が下ろした霜の光が、舞い降りてきているような気がした。 地上の透明で暖かなひかりが

    決闘裁判 - 少女人魚ブリュンヒルデよ、海上で平和の歌を歌え(木谷日向子) - カクヨム
    kiinatan
    kiinatan 2022/05/31
    美しい文章で語られる幻想的な西洋ファンタジー。
  • あなたが生きる海 - ジャンプルーキー!

    あらすじ 大学生カップルの光路(こうじ)と麻紀(あさき)は、毎年の夏に2人で海を見にいくのを恒例のイベントにしていた。だが、病を抱えていた光路から、「俺、今年までだって」と唐突に告げられ、驚く麻紀。光路は、そんな彼女に、そんな彼女に、「俺の遺灰は、海に撒いてくれ」と頼み……。

    あなたが生きる海 - ジャンプルーキー!
    kiinatan
    kiinatan 2022/05/30
    余命が定まった恋人が望んだことに衝撃。続きを電子で購入し、切なくも優しい気持ちになりました。
  • ルドルフのドレス - ジャンプルーキー!

    kiinatan
    kiinatan 2022/05/30
    西洋の金髪碧眼の双子の少年の悲劇。どちらの気持ちもわかるのでこれはつらい…。
  • 姫始め - ジャンプルーキー!

    大晦日に訪れた遊廓で現れた遊女が、昔片想いをしていたお嬢様だったお話です。 コミティア140にて頒布させて頂きました。https://hananotudoi.booth.pm/items/3904451 製した同人誌の販売を通販でしています。お手にとって頂ければとても喜びます。

    姫始め - ジャンプルーキー!
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    kiinatan 2022/05/30
    遊女と青年の両片想いを上手く描いた、切なくも温かなアナログ漫画です。
  • 赤く熟れた林檎色の  - 少女人魚ブリュンヒルデよ、海上で平和の歌を歌え(木谷日向子) - カクヨム

    改めて周囲を見ると、クルワズリの街は全体的にセピア色がかって見える。そして、焼き魚よりも半生か、生魚を提供し、それを調理してサンドイッチにしたり、海鮮丼にして売ったりしている店が多い。 ジークフリートは両親がジャポニズム(日趣味)だったため、幼い頃から家庭料理に海鮮丼や納豆が出ることが時々あったので、こういった独特の風味や匂いに慣れていたが、アルベリヒは生魚に未だ慣れていないので、オイルで焼いたアクアパッツァを提供している店がないものかと、眉を顰めて不機嫌そうに首を左右にゆっくりと動かして探している。アルベリヒには、先ほど共にべた海鮮丼は合わなかったのだろうか、そうだとしたら申し訳のないことをしたな、とジークフリートは、心の片隅に僅かな罪悪感を感じて親友の横顔を、ちらりと見た。 すると、再びその遥かに下方から、きゅう、という狐の鳴き声のような音がする。視線を移すと、アカネがさらに頬を赤

    赤く熟れた林檎色の  - 少女人魚ブリュンヒルデよ、海上で平和の歌を歌え(木谷日向子) - カクヨム
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    kiinatan 2022/01/26
    人魚×海軍兵のハートフルファンタジーです。
  • 少年の未来に灯火を - ジャンプルーキー!

    初めて描いた医療のお話です。短編ですが楽しんで頂ければ幸いです。

    少年の未来に灯火を - ジャンプルーキー!
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    kiinatan 2021/10/01
    一人の幼い少年を救おうとする医師たちの物語です。
  • 柿落ちる家 - ジャンプルーキー!

    大正時代。冷たい祖母に1日預けられた孫の女の子のお話です。中学生の終わりに描いた作品をずっと保管してたので、お蔵入りしようとしてたのですがせっかくなので載せさせて頂きます。 https://ecs.toranoana.jp/joshi/ec/item/040030912763 こちらで製版を販売してます。

    柿落ちる家 - ジャンプルーキー!
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    kiinatan 2021/09/27
    大正時代、秋。
  • あなたが生きる海 - ジャンプルーキー!

    kiinatan
    kiinatan 2021/09/26
    余命1年の男性と彼を愛する女性が海で交わした約束です。
  • 影虎の血刀 (木谷日向子) - カクヨム

    「ネトコン11 一次選考通過作品」 箱根の山に住む白銀の髪を持つ老人・高虎は、ある日、いつもの帰り道を歩いていると、道に胎盤ごと捨てられた血まみれの赤ん坊が捨てられているのを発見する。 その赤ん坊は洗ってやると玉のような赤ん坊であることがわかる。その子を一人で育てる決意をする。 しかし、知人の村医者の師弟・宗助と喜一に赤子を育てることを咎められる……。

    影虎の血刀 (木谷日向子) - カクヨム
    kiinatan
    kiinatan 2021/09/22
    少女の侍が呪われた刀を捨てる旅に出る、時代劇✖️ダークファンタジーです。
  • 星と海のシナリオ - 星と海のシナリオ(木谷日向子) - カクヨム

    大学を卒業後、生命保険会社に新卒で入社したは星海は、今年で入社2年目を迎えていた。 オフィスは多摩市の社にあり、その中のお客様サービス部名義変更チームに配属され勤務していたが、三船星海(みふねせいかい)は毎日些細な出来事から仕事のミスを繰り返し、課長である阿久津(あくつ)に呼び出される日々であった。 「これ、これ、わ、か、り、ま、す、か?」 阿久津の低い呻き声のような地声が星海の胸に響く。 6列あるシマの中央に座っている阿久津は、自分のデスクの前に立ったまま、小刻みに震えている星海を下から睨み上げている。星海はぐっと拳を握りしめ、声を出せ、謝罪の声を出せ、と自らに問い続けていた。 「……昨日不備照会を出した書類です」 「……『です』じゃねえよ。オレ言ったよね? こことここの不備直しとけって? 同じこと何回言わせんだよ!」 阿久津の怒声がフロアに響くと、仕事のパソコンに集中しようと努力して

    星と海のシナリオ - 星と海のシナリオ(木谷日向子) - カクヨム
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    kiinatan 2021/09/21
    会社員が脚本家を目指して奮闘するサクセスストーリーです。
  • 少女人魚ブリュンヒルデよ、海上で平和の歌を歌え(木谷日向子) - カクヨム

    海軍司令官のジークフリート・アドルフ(25)と海軍兵、アルべリヒ・ベルツ(25)は船で船員を連れ、ライン川のローレライ岩付近を走っていた。ジークフリートとアルべリヒは同じ田舎村出身であったが、先にジークフリートの方が出世してしまったという経緯があり、そのことにアルべリヒは嫉妬の感情を隠していた。甲板に二人で立っていた時に、アルべリヒはライン川のローレライ伝説についてジークフリートに語り掛ける。ローレライ岩伝説とは、ライン川を通行する船に歌いかける美しい人魚たちの噂で、彼女たちの歌を聞いた者はその美声に聞き惚れて、船の舵を取り損ね川底に沈んでしまうというものだった。二人はただの昔の噂だと一笑する。気が付くとローレライ岩付近にたどり着く。 すると、どこからともなく美しい歌声が折り重なるように…続きを読む

    少女人魚ブリュンヒルデよ、海上で平和の歌を歌え(木谷日向子) - カクヨム
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    kiinatan 2021/09/15
    人魚と海軍の戦いと交流を描いたファンタジー小説です。
  • 紙上の銀河を泳ぐ者(奈保美子) - カクヨム

    25歳男性教師、少女漫画家を目指す! 奈保美子 25歳の小学校教師である河谷奈帆斗は、幼い頃からの夢であった少女漫画家になるという夢を諦めて日々を送っていた。そんな時奈帆斗の幼馴染であり、少女漫画編集者である太田誠が彼の前に現れる。奈帆斗に「もう一度漫画家を目指してほしい」と言う太田に対し、奈帆斗は拒否する。だがそこに聾者(耳の不自由)な漫画家志望の夢野歌奏絵(ゆめのかなえ)が現れ……。 (電子書籍が台頭していない、アナログ原稿中心の時代です)

    紙上の銀河を泳ぐ者(奈保美子) - カクヨム
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    kiinatan 2021/09/15
    男性が少女漫画家を目指すという画期的なストーリーです。
  • 1話目 弟の告白 - 白無垢と乙女椿(木谷日向子) - カクヨム

    阿賀谷加賀良(あがやかがら)と、阿賀谷阿木弥(あがやあぎや)は村で有名な仲の良い兄弟であった。 冬の寒さ広がる村「あらく」は、少ない人口の中で木材を都へ売る商売が成り立っており、阿賀谷兄弟もそれで生計を立てていた。 「兄者、この檜はこちらでよろしいかのう」 弟の阿木弥が自分の胴ほどの大きさもある丸太を肩に担ぎ、傍らで胡坐をかきながら木肌を鉋で削っている兄・加賀良に問いかける。 頭に巻いた、汗で濡れた白い鉢巻きを少し右へずらすと、加賀良は顔を上げた。 生真面目な顔が阿木弥に向けられる。 「ああ、弟よ。それはそこではなく玄関の脇じゃ、脇。脇に置くのじゃ」 「へいへい、わーったよ。ワキワキ言わなくても一度言えば伝わるぞ」 「お前の頭の悪さを危惧して何度も重ねて申したのじゃ」 「はあ? ……ったく兄者はおらを舐めすぎなのじゃ」 阿木弥が溜息をつき、諦めたように腰を屈めて檜の丸太を持ち上げた。 今日

    1話目 弟の告白 - 白無垢と乙女椿(木谷日向子) - カクヨム
    kiinatan
    kiinatan 2021/09/15
    同じ女を好きになってしまった兄弟。和風ホラーで面白いです。
  • 姫始め - ジャンプルーキー!

    江戸時代、大晦日。 簪(かんざし)職人の佐助(さすけ)は、親方に連れられて遊郭に来ていた。真面目な佐助は大晦日の夜に遊ぶことを躊躇うが、そこに現れた遊女・雛菊(ひなぎく)を見て驚愕する。彼女は、以前働いていた潰れた簪屋の娘と瓜二つだったからだ。 親方に促され、佐助は雛菊と寝室で二人きりになってしまい……。

    姫始め - ジャンプルーキー!
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    kiinatan 2021/09/14
    江戸時代、遊廓を舞台にした切なくも美しい恋愛です。
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