検察人事のことで騒いでる連中がいるのだが何が問題なのか私はよくわからない。現在の稲田伸夫検事総長は、すでに就任以来、2年ほどたっているので辞めどきである。後任の最有力候補は、ナンバーツーの黒川弘務検事長が順当でその対抗馬が名古屋高検の林真琴検事長だ。 この2人は同い年だが、黒川氏の方が少し早く63歳の誕生日が来る。高検検事長補の定年は63歳で検事総長は65歳なので、黒川氏が就任するためには、誕生日が来る2月までに交代しないといけない。 ところが、稲田検事総長が今年四月に京都で開かれる国連の犯罪防止刑事司法会議を自分の手でと固執し、また、このタイミングで辞めるのはゴーン逃亡事件の責任をとったように見えるので嫌だというので、それならばというので、異例だが公務員一般の定年延長手続きにしたがって黒川氏の定年を延長したと言うだけのことだ。 もし、そのような定年延長が好ましくないというなら、国際会議や
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