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ブックマーク / agora-web.jp (198)

  • 検事の定年延長が問題なら悪いのは検事総長だ

    検察人事のことで騒いでる連中がいるのだが何が問題なのか私はよくわからない。現在の稲田伸夫検事総長は、すでに就任以来、2年ほどたっているので辞めどきである。後任の最有力候補は、ナンバーツーの黒川弘務検事長が順当でその対抗馬が名古屋高検の林真琴検事長だ。 この2人は同い年だが、黒川氏の方が少し早く63歳の誕生日が来る。高検検事長補の定年は63歳で検事総長は65歳なので、黒川氏が就任するためには、誕生日が来る2月までに交代しないといけない。 ところが、稲田検事総長が今年四月に京都で開かれる国連の犯罪防止刑事司法会議を自分の手でと固執し、また、このタイミングで辞めるのはゴーン逃亡事件の責任をとったように見えるので嫌だというので、それならばというので、異例だが公務員一般の定年延長手続きにしたがって黒川氏の定年を延長したと言うだけのことだ。 もし、そのような定年延長が好ましくないというなら、国際会議や

    検事の定年延長が問題なら悪いのは検事総長だ
    kikai-taro
    kikai-taro 2020/03/23
    黒川検事長の定年後「勤務延長」
  • 挫折したファシストがよみがえる

    ブログマガジンに書いた学問的な常識だが、いまだに安倍首相を「ファシスト」とか「翼賛体制」とか呼ぶ人々がいるので、再録しておく。日戦争に引きずり込んだのはファシストではなく、大政翼賛会でもない。 ファシズムはムッソリーニの始めた運動の名称で、ヒトラーのナチズムもこの名で総称することは国際的に定着している。これはカリスマ的な指導者が右翼的イデオロギーで民衆を動員する政治運動で、彼らが政権を取って国家を指導したのが特徴である。 日にも右翼やファシストはいたが、彼らは政権をとることはできなかった。丸山眞男も1947年の「日ファシズムの思想と運動」(岩波文庫所収)という論文で、「日ファシズム」をヒトラーやムッソリーニの指導する民衆による下からのファシズムとは区別し、戦争をもたらしたのは軍部や官僚機構だったと論じた。 日戦争に導いた思想をファシズムと呼ぶとすれば、そういう思想は北一輝や大

    挫折したファシストがよみがえる
    kikai-taro
    kikai-taro 2015/06/05
    リゾーム的に>>実質的な意思決定を行なったのは(全体状況の見えない)現場の将校と課長級の官僚であり、彼らをあおったのは右翼の直接行動と新聞の戦争報道だった。
  • 自炊代行の真の問題点とは --- 小霜和也

    著名作家・漫画家連名による自炊代行業者への訴訟問題ですが、自分もクリエイティブの仕事べている端くれとして提訴側の気持ちはよく理解できます。 しかし残念なことに、その提訴は何ら質的な解決へ向かっていません。 それどころか、むしろ海賊版の跋扈を助長しかねない危うさを孕んでいます。 ここが真の問題ではないかと感じています。 僕は2年ほど前に初めて自分のを上梓しました。 その執筆中にある英文の経済学書を資料として調べる必要が出てきたのですが、ぶ厚い英書を最初から拾い読みしていたのでは見つけたい箇所にたどり着くまで膨大な時間がかかりそうだったので、それをテキストデータ化して翻訳ソフトにかけようと思い立ちました。ざっくりと日語化して流し読みするのが早いと考えたわけです。 当時はまだ自炊が一般的ではなく代行業者の存在も知らなかったので、海外のネットで電子版を購入しました。ところがDRMがかかっ

    自炊代行の真の問題点とは --- 小霜和也
  • ハイコンセプトを見つける。- @ogawakazuhiro

    FacebookがついにIPOを申請しましたね。これでGoogleとの人材獲得戦争やスタートアップ買収合戦が激化し、その副作用としてネット関連企業が全体的に活性化するかもしれません。 出口戦略(主にIPOかM&Aによって、資金調達に協力してくれた投資家や社員に報いるための戦略)の一つして、最初からG or Fに買収してもらうことを目指すスタートアップも増えるでしょう。そのためには優れたサービスとビジネスモデルが必要です。 ビジネスモデルを練り上げる上で、最も必要なことはエッジの効いたアイデアです。できるだけ多くの人々にアピールできる、優れた事業アイデアがなければなりません。そして、当に優れた事業アイデアやビジネスモデルであれば、企画やコンセプトの特徴を一言で簡単に説明できるものです。これをハイコンセプトと言います。 例えば日人が米国人にトヨタを説明するとして、もっとも分かりやすいのは「

    ハイコンセプトを見つける。- @ogawakazuhiro
    kikai-taro
    kikai-taro 2012/02/07
    忘れかけていた視点。感謝。
  • システム業界の詐欺的行為 --- 生島 勘富

    私は大阪市民で橋下大阪市長の改革に非常に興味を持っています。その橋下市長に触発されて「自身の業界でも改革できないか」という想いで投稿させて頂きました。 システム業界は2000年問題という大変な詐欺行為を行ってしまいましたが、それに勝るとも劣らない詐欺行為を続けています。先日、多額の予算と期間を掛けてきた特許システムが開発中止になったのは、その象徴的な事件です。そんな詐欺的なシステム屋が存在し続けられるのは、詐欺的システム屋にお金を払ってしまうお客様が大勢いることも、重要な原因の一つです。 そこで一般の人にも分かるように、どうやったら詐欺的システム屋を見破ることができるのかご説明させて頂きます。 ■詐欺的システム屋の見分け方 以下の問題を、あなたがご利用中のシステムの担当技術者、できれば設計者に解いて貰って下さい。制限時間は10~15分で良いと思います。 【問題】h16_spring.pdf

    システム業界の詐欺的行為 --- 生島 勘富
    kikai-taro
    kikai-taro 2012/01/30
    無用な報告業務、書類仕事が多くて、業者・顧客ともに技術習得するゆとりが無いと思われ…
  • そもそも地デジで何か良い事があったのか?

    地デジ対策に投入される国費はなんと総額9344億円!!!との事である。そして、2014年度までに更に2,000億円の投入を総務省は予定しているらしい。一兆円弱の公共事業を行った訳であるから、既に多くの外郭団体を設立し、天下りの受け皿にした事であろう。その財源の確保を規定事実化しようとしているのだと思う。 こんな無駄遣いを放置して消費税増税でもないだろう! まずは「アナアナ変換」という地デジ放送を行う周波数を確保するために、一部地域のアナログ放送の周波数を別の周波数でのアナログ放送に切り替えるための予算として1800億円が投入されました。この時点ですでに1800億円もかかることが信じられません 。 原点に戻り、地上波という民間企業のインフラ(伝送路)整備の為に、一体何故国費が投入されるのであろうか? 実態をみれば、「アナアナ変換」は公共事業として行われている。地上波の社員は、40才を過ぎれば

    そもそも地デジで何か良い事があったのか?
    kikai-taro
    kikai-taro 2012/01/30
    持ちつ持たれつ。無駄も経済の一種。そうやってオジサン達が「おつかれさま、まぁ一杯」とやってる間に、ウチらは別の経済圏に逃げようよ。(でも、どうやって?)
  • 「電子書籍」という名の表現の硬直化について

    先日、不思議な体験をした。渋谷ユーロスペースにて行われた、映画監督・岩井俊二氏の『番犬は庭を守る』出版記念トークライブでのことだった。イベントの特典であるサイン付きの新作小説を受け取り座席に座ると、映画を観るときと同様、スクリーンには新作映画の予告編やPVが流れる。ぼんやりと美しい映像に見入っていると、それは突然始まった。 鯨はかつて世界の燃料だった。 一瞬クエスチョンマークが頭に過ったが、何が始まったのかを理解するよりも早く、次の一節が映し出される。とにかく付いていくしかない。声はなく、言葉をつかむタイミングを間違えないように導く音楽が静かに流れる。30分ほどだろうか、最後の一節が消えると再び照明が灯り、岩井氏が現れ種明かしをした。つまり、10ページほどある小説の第一章を丸々「見せた」というわけだ。 映画を観ることとも小説を読むこととも違う、新しい体験がそこにあった。そしてまた、映像も言

    「電子書籍」という名の表現の硬直化について
    kikai-taro
    kikai-taro 2012/01/30
    賛成。ところで、iPadは過渡的装置に過ぎなくて、「電子書籍」はその先の突き抜けた何かになるんだと思う。敢えて関連性を求めるなら、現代芸術の“インスタレーション”辺りかな、と。
  • 成長から成熟へ、そして・・・

    の貿易収支が31年ぶりに赤字になったことが話題を呼んでいるが、これ自体は予想されたことだ。特に昨年は原発の停止にともなう燃料輸入の増加で一時的な赤字が大きくなった。ただJBpressにも書いたように、長期的にも経済が成熟して経常収支が赤字になることは避けられない。 これは人間が年をとったら若いときの稼ぎを取り崩して生活するのと同じで、それほど不都合なことではない。問題は、日全体の変化と個人の変化が必ずしも一致しないことだ。団塊の世代にとっては彼らの人生と日社会の変化が一致しているが、若い世代は成長期に「成熟国」に暮らさなければならない。 現在の社会保障は日が「成長国」だったときにできたものなので、同じ制度を成熟国で続けると財政が維持できない。特に経常収支が赤字になると、財政赤字を貯蓄でファイナンスする構造が崩れる。これからは資産を効率的に運用して所得収支でうストック重視の経済構

    成長から成熟へ、そして・・・
    kikai-taro
    kikai-taro 2012/01/30
    「ポートフォリオ経営の本質」としての「過去を忘れる力」を身につけねばならない、てことか。
  • 放射能問題、安心の鍵はどこに?=「キュレーター」を軸にした信頼の新しい構築の動きに注目 : アゴラ - ライブドアブログ

    放射能問題、安心の鍵はどこに?=「キュレーター」を軸にした信頼の新しい構築の動きに注目 / 記事一覧 ■リスクを直視しない「言霊の国」 「世紀をひらく原子の火 寄せる新潮鹿島灘
 このあたらしい光をかかげ 
みんなで進む足なみが 
あすの文化をきずくのだ 
いばらきいばらき
われらの茨城」 これは1963年に作られた茨城県民の歌の3番の歌詞だ。県出身者によると、茨城県で1980年代以降、3番が歌われることはないそうだ。茨城県東海村では日初の原発である原電1号炉が1960年に着工された。 私は福島の原発事故を受け「放射能をめぐるリスク・コミュニケーション」を、効果的に広げる方法を考えている。これは分かっているリスクを社会に共有し、適切な社会合意を導くことだ。私はこの問題の現状について「健康被害の可能性は極小なのに、恐怖が社会に広がり、無意味な騒擾が続いている」と考えている。リスク・コ

    kikai-taro
    kikai-taro 2012/01/27
    日常生活に忙しくてネットに接続できない人にとっては、「ネットで生まれたキュレーターをハブ」とすることなんか無理なわけで…次は、この辺の“断絶”をどうするか、かな。
  • 思考を放棄した人々、大元隆志さんのフィードから―@toriaezutorisan

    ITブログ「ASSIOMA」を主宰される大元隆志さんのFBフィードに気になる記事を見つけました。 “Pinterest※注 が話題だ。そして、Pinterestの操作を紹介したブログも人気を集めている。しかし、使ってみるとわかるが、Pinterestは操作を覚える程の複雑さは無い。 「思考を放棄し始めた人々」。 そういった光景を見ていて、ふとこの言葉が浮かんだ。自分で調べるより、誰かが調査し「まとめ」てくれることを待つ。更にその「まとめ」が出来たことを教えてくれる人を待つ。 そこにビジネスチャンスが生まれつつあるが、果たしてそれで良いのかと、ふと疑問がよぎる。 ITの潮流の一つにアンビエントな世界というビジョンが語られている。センサーネットワークが全てを検知し、人間が何もしなくても温度調整や、健康管理といたれりつくせりな生活を提供してくれる世界だ。 このような世界になることによって、IT

    思考を放棄した人々、大元隆志さんのフィードから―@toriaezutorisan
    kikai-taro
    kikai-taro 2012/01/24
    思考の放棄やITの進化が“悪”というわけではない。その先に多様性を生み出せるかどうかが肝心。ともすれば人が堕落してしまうのが問題。でも、堕ちたら社会の資源となり得るわけで、それはそれで必要なんだけどね。
  • リーダー不在のトップレス国家日本 「イーダーシッペ」から始めなさい

    もう、うんざりである。昨晩放送されたNHK『日新生』の第四回「リーダー」はかなり残念な内容だった。いや、私には評価する資格はない。耐えられず、全部を見ることができなかったからだ。マトモな意見を言ったのは、古市憲寿氏と瀧哲史氏くらいだった。 リーダー不在のトップレス国家日について、徒然なるままに書き綴ってみることにする。 ■リーダーが育たないのは、リーダーをやらせないからというシンプルな答え この番組は、告知文の段階で、既に終わっていたように感じる。 「なぜ日にはリーダーが育たないのか」 「国際社会に通用するリーダーをどう育てるのか」 「スティーブ・ジョブズのような傑出した起業家を生み出すには何が必要か」など、 有識者と市民がスタジオで徹底討論します。 既にさんざん論じられているテーマである。どうやったら改善されるかについて振り切った方がよかっただろう。もっとも、NHKは昔から先進的

    リーダー不在のトップレス国家日本 「イーダーシッペ」から始めなさい
    kikai-taro
    kikai-taro 2012/01/23
    「まずイーダーシッペから始めようではないか」→「ちゃんと育てる、機会を提供する、失敗を許容するということができていないのだ」→フリダシニモドル……さて、どうする。
  • どう思う「子供の義賊」― 震災現場で何が起こったか?

    東日大震災は「聞くと見るでは大違い」だと言う手紙を沢山貰った。報道が全てをカバーできない事は当然だが、聞いた話の中から、考えさせられた幾つかのエピソードを紹介してみたい。 深夜バスで被災地に駆けつけた私の友人が、料確保のため宮城県のサービスエリアに寄ると、そこには明け方の5時なのにボランティアの若者で溢れかえっていたそうだ。政治の批判ばかりして行動を起さない大人に比べ、先ず行動する日の若者も捨てたものではない。 然し、何と言っても衝撃的だったのは「子供義賊」の話だ それによると、避難所の子供数人が無人の気仙沼信用金庫に行き、現金数千万円を持ち出し、そのお金を全て避難所にいる老人に配ったと言うのだ。これには、警察もどうしてよいか、ただオロオロするばかり。子供いわく「義援金が集まっても現地には1円もこない。悪い事とは判っていたが、こうするしかなかった。お爺さんお婆さんは涙を流し喜んでくれ

    どう思う「子供の義賊」― 震災現場で何が起こったか?
    kikai-taro
    kikai-taro 2012/01/19
    「肝心なもの」は“生きること”であって、それ以外は全て派生物に過ぎない。もちろん社会規範などは“生きる”ために必要な仕組みだが、何のための仕組みなのかが忘れられているところは人類の軽味だなぁ。
  • 「待つことが最も合理的である」というパラドックスについて

    昨夜、久々にTwitterで高橋源一郎氏(@takagengen)の「午前0時の小説ラジオ」(一つのテーマを決めての連続ツイート)が流れた。結論から言うと、ツイート内で紹介された「世界一素敵な学校」は非常に興味深く、その特殊なシステムには大いに考えさせられた。だが、ここでは派生的に浮き彫りにされた課題の方にフォーカスしたいと思う。 ツイートの中で、「世界一素敵な学校」とされるサドベリー・バリー校で行われる「教育」は、一般的な「学校教育」に比べて効率的であることが示されるが、結果としてそうなっているものの、アプローチ自体は決して「効率的」とは言えない。なぜなら、サドベリー・バリー校における教育は、「待つ」ことだからだ。 高橋氏は、その「教育」を次にように説明している。 この学校の根底にあるのは、「人間には自己教育への鮮烈な欲求がある」という考え方だ。人間には、おとなになりたい、必要なことをど

    「待つことが最も合理的である」というパラドックスについて
    kikai-taro
    kikai-taro 2012/01/18
    一般に教育は“経済性”強化が目的だが、サドベリー・バリーは“多様化”らしい。為政者は対象となる基盤を求めるので経済性を追求する。が、人の本来は多様性を求めること。学ぶ者が何を求めるかで変わるのだろう。
  • 国というレイヤーで物事を考えてみる

    問題解決のためには様々なレイヤーがある。一番初めに個人のレイヤーがある。そして、次に家族、あるいは所属している集団(会社・団体)のレイヤー、そして国や社会のレイヤーがあり、最後に地球全体を考えるというレイヤーがある。 問題解決のためには、同じレイヤーで話し合う必要がある。 たとえば、仕事でなんらかのプロジェクトを共同で行う必要が生じた場合、そのプロジェクトベースで全体を考えながら進める必要がある。同じ社内のメンバーとプロジェクトを遂行する場合は、たいていの場合は互いの利害関係が一致しているので比較的うまくいくことは多いが、社外のメンバーと共同で問題解決やプロジェクトを遂行する場合、色々な難題が立ちはだかる。 なぜならば、それぞれの会社の利益を代表して、その利益を損なわないように行動するので、問題全体あるいはプロジェクト全体を考え、そのためにはどのようにすれば問題が解決出来るかというより大き

    国というレイヤーで物事を考えてみる
    kikai-taro
    kikai-taro 2012/01/16
    「レイヤー」てのも便利にして曖昧なコトバだよね。このコトバについての解釈や定義自体が恣意に展開可能なので、「レイヤー」を揃える必要があるかも。
  • 池尾小幡論争

    というよりは、池尾氏が小幡を教育的指導している感じだが、若造は(若くもないが)、あえて、喧嘩を挑むことにする。 池尾氏にコメントをいただいたが、これに大筋では賛成だが、結論には強く反対する。 現代ファイナンスは、悪で罪深く、行動ファイナンスはナイーブだが純粋無垢なエンジェルだ。 池尾氏のコメントを再掲しよう。 …… 個人行動のレベルで、ベヘィビオラル(行動的)な要素が占める比重が大きいと言ったって、それ自体は正しいことだとしても、経済学にとって真に関心があるのは、市場価格の形成といった機構(メカニズム)レベルの話だから、個人行動について語っているだけでは社会科学的にはほとんど無意味なことに過ぎない…… …… それゆえ、メカニズムを語らないと始まらない。しかし、メカニズムを語っている行動経済学や行動ファイナンスの文献で、これは感心したというものには、残念ながらお目にかからない。 これは誤りだ

    池尾小幡論争
    kikai-taro
    kikai-taro 2012/01/16
    「罪」は言い過ぎで“限界”かも。一種、盲目の巨人がぶん回しているぶっとい腕くらいの意味合いでは「罪」になるかも。私的には“家計”という肌感覚から敷衍したいけど、ま、個人的趣味だし。
  • 見限られるのは誰?

    ちきりん氏の今年のキーワードは「見限る」を拝読。興味を覚えたのは、一体誰が見限られるのかという点である。 先ず第一は、ちきりん氏のこの記事を呑気に読んでいる大学生ではないか? そう思うには理由がある。私事で恐縮であるが、勉強会という名の飲み会を月例で開催している。そこには、ベンチャー企業、中小企業経営者、大企業の中堅幹部、大学教授それから与党の国会議員とか、多士済々が面白半分、怖い物見たさで参加されている。 前回(昨年11月)、幹事として面白い光景を目撃した。 総合電機メーカーの経営企画部長が東大教授に自社の採用に就いて説明している。但し、酒席が2時間以上経った状況であるので、この辺りはある程度想像して戴きたい。 掻い摘んで状況を描写すれば、大体下記の様な事を喋っていたと思う。 いやあ~、今時東大生でもないですよ!並みか、並み以下の東大生を採用する位なら、北京大学の上のレベルを採った方が余

    見限られるのは誰?
    kikai-taro
    kikai-taro 2012/01/16
    4歳息子に関してはデフォで海外への進学を想定。好きなことやって、学びたいこと学ぶには、日本は狭いや。
  • 「裁く者」のいないプラットフォームについて

    内田樹氏の著書『呪いの時代』にまつわる記事が注目を集めているが、折しもつい先日、記事内にある下記の一節を端的に示す事件があったので紹介したいと思う。 呪いというものを、僕は「記号化の過剰」というふうに理解しています。人間を生身の、骨肉を備え、固有の歴史を持つ、個性的な存在だと思っていたら、呪いはかからない。呪いというのは、人間の厚みも深みもすべて捨象(考察の対象から切り捨てること)して、一個の記号として扱うことです。 事件とは、ある人物がツイートを捏造されて2ちゃんねるに晒され誹謗中傷を受けたというものだが、詳細については被害にあった方のブログ「Twitterの発言を捏造されて2ちゃんねるで炎上した件について」を参照していただきたい。 ここではまさに、「呪い」と「記号化」が行われている。スレッドを見る限り、唐突に情報の捏造という形で「呪い」をかけ、よってたかって個人を特定し、犯人という「記

    「裁く者」のいないプラットフォームについて
    kikai-taro
    kikai-taro 2012/01/13
    「呪い」も一種のコミュニケーションなんだね。
  • もし産業空洞化が日常のライフスタイルに入り込むと

    バブル崩壊後の90年代には、よく経済専門誌では地方経済を中心に「××年後の動きをシミューレートする」といった内容が取り上げられていました。当時は話半分で信じられませんでしたが、現在を見ますと当たっているものが少なくありません。 高い法人税・円高・電力不足・市場縮小など、日企業が海外脱出するニュースが相次いでいます。今まで経済記事の内容が、ライフスタイルに大きく影響しそうです。20××年をシミュレーションしてみますと・・・ ※海外・史実を積み重ねた、仮想シミュレーションです。 20××年の日の経済環境は? 1ドル50円。街には人通りが少なく高齢者が多い。働き手は公務員・インフラ系大企業・サービス業に限られ、失業率20%の中多くの働き盛りはアジアかカナダ・中南米に渡る。 日系人人口は1億4千万になったものの、国内人口は7千万にとどまり、2.5人に1人は高齢者。消費税は30%になり、年金支給

    もし産業空洞化が日常のライフスタイルに入り込むと
    kikai-taro
    kikai-taro 2011/10/04
    たぶん現在までの“経済圏”感覚だと、こうなっちゃうんだろうな。
  • 政策はマクロからミクロへ

    先のエントリーで述べたように、バーナンキは気づいていないかもしれないが、経済構造の変化による経済成長には金融政策は無力であり、財政政策の有効性を説いたこのスピーチは、財政政策の政治政策的な無力性、金融政策の有効性を示している。 いまや有効需要政策は効かない。いわゆるGDPギャップがあったとしても、金融政策はすでに実体経済に対する効果は全開で、これ以上は望めない。財政政策ももちろんそうだ。ソブリン危機で財政は緊縮化だ。 有効需要はあることはあるが、それは新興経済にあり、彼らはすでに景気過熱で実体経済も金融市場も歯止めを必要とし、インフレ対応が課題となっており、金融政策、それも金利政策がその焦点だ。 新興国経済は健全だ。健全な経済のところだけが成長しているから、今成長している経済はバブルか、構造的に健全かどちらかだ。 一方、成熟国は分かりにくい。国としては勢いを失っており、構造的な難しさを抱え

    政策はマクロからミクロへ
  • 自由主義の逆襲?

    民主党の代表選挙では「右派」が優勢のようだ。2008年の金融危機で「新自由主義は終わった」などと騒いだ人々も、その後の政権交代で行なわれた民主党政権の社民的な政策のさんざんな結果にうんざりしたのだろうか。それに合わせたわけでもないだろうが、今週は自由主義を再評価するが2冊出た。 八代氏は小泉政権の経済財政諮問会議で民間議員として労働政策の改革を主張したが、結果的には日的雇用慣行を守ろうとする労組と厚労省に阻まれた。これ以外にも、小泉政権で掲げられた改革を検証し、郵政民営化以外はほとんど実現しなかったことを明らかにする。これが現在の経済停滞の大きな原因だ。 他方、カナダでは90年代に同じような改革を掲げて財政危機を脱却した。日との大きな違いは、NAFTAなどの市場開放によって成長率を引き上げて歳入を増やす政策を取ったことと、歳出削減を政治主導で優先順位を決めて行なったことだ。このとき社

    自由主義の逆襲?
    kikai-taro
    kikai-taro 2011/08/26
    「自由主義は…凡人が集まったとき互いに迷惑をかけないで暮らすための常識である。」なるほど。