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ブックマーク / note.com/6035roxymusic (29)

  • ミュージシャンのカウンセリングやってます|加茂 啓太郎

    ミュージシャンのカウンセリングを始めているのですが、喜んでいただける実感を感じています。ジャンルもバンド、シンガーソングライター、あるいはアイドルまで幅広く受けてもらいました。色々な出会いもあって面白いのでもっと多くの人に受けて欲しいと思い、カウンセリングをして感じた事やどういう事を話すのかもっと詳しく書いてみたいと思います。 ミュージシャンというのはライセンスがある訳でもないし、客観的に測れる能力ではないので、良し悪しの判断が難しいです。 どうやれば能力や才能を伸ばせるかという確率した方法もありません。なので、回り道をしているなと感じてしまうミュージシャンも多いです。 当然、努力せずに才能を得る事は出来ないですが、才能を伸ばす合理的なトレーニング方法はいくつかあると思っています。技術のレベルによってやる事は違いますが、教えられると思います。 成功するミュージシャンはどこが違うのか色々考え

    ミュージシャンのカウンセリングやってます|加茂 啓太郎
    kiku72
    kiku72 2024/08/01
    “プロモーションの方法がこの5年ですっかり変わってしまいました。”
  • アンジェリーナ1/3が最高だという件|加茂 啓太郎

    彼女はガチャリック・スピンというバンドのボーカリスト(公式にがボイス・パフォーマーという事になっていますが、伝わりづらいので、ここではこの肩書きにします)が最高なんです! 彼女は現在22歳、東京の下町出身で在住。日人の父親とスペイン人とフィリピン人のハーフの母親の間で産まれました。なので1/3なのですが(個人邸にはハーフとい言い方がネガティブなのでという考えもあるので僕はトリプルの方が良いと思ってますが) 高校生の時に学園祭に出演したところ、新メンバーを探していたガチャリック・スピンのメンバー、FチョッパーKOGAの目に偶然止まり、2019年にバンドに参加、ライブ・デビュー。現在までに3枚のアルバムと1枚のミニ・アルバムをリリースしています。 僕が彼女をなぜ、知ったかというと、去年のTBSラジオでレギュラー番組をやっていて、これを去年の春頃にたまたま聞いた事がきっかけです。 思いを言語化

    アンジェリーナ1/3が最高だという件|加茂 啓太郎
    kiku72
    kiku72 2024/07/22
    “彼女はガチャリック・スピンというバンドのボーカリスト”
  • マイナマインドの素晴らしさについて|加茂 啓太郎

    彼女から音源を作ったんです。と曲のデモ送られて来たのは2021年の春頃だったと思います。歌とダンスは素晴らしいけれど、曲は作らないと思っていたので驚きました デモのやり取りをしているうちに曲としては悪くないけれどオリジナリティーには欠けると思っていたのですがデビュー曲の「鬼でもない」のデモを聞いた時には彼女のオリジナリティーが花開いと思いました。 歌詞も終わっていく恋愛への諦めと郷愁を風景描写を交えながら描くというなかなかの物だとも思いました。 それからは彼女のデモをもとに今回はファンクで行こう、次がプリンス。歌詞は大阪弁にしようというアイディアを出していきました。(BIG SLOPEというのは大阪という事ですね) 彼女からも、こういう曲が作りたい、こういうアレンジにしたいと漠然としたビジョンが伝えられて、それを具現化するためにアレンジャーの大林亮三君とあーでもないこーでもないと楽曲を作っ

    マイナマインドの素晴らしさについて|加茂 啓太郎
    kiku72
    kiku72 2024/07/16
    “マイナマインドは実家がダンス・スタジオ、両親がミュージシャンでもあるという事で音楽に囲まれた生活環境”
  • 微睡の世界VOL.9 宮藤官九郎さんについて|加茂 啓太郎

    色んなミュージシャンを発掘してきた僕なのですが、ミュージシャンではない才能も一人見つけているんです。 それは最近ドラマ「不適切にもほどがある」の脚で大バズりしている宮藤官九郎さんです。 彼との出会いは90年代の頭頃、下北沢界隈で小劇団ブームというのが起こり、色々観に行っていました。 その中で大人計画というのが面白いという噂を聞き、下北沢小劇場に93年2月「セックス・キングダムという舞台を見て「こんな面白いものは人生で見たことがない」というほどの衝撃を受けました。 今でこそ大人計画関連の舞台は年に1~2回ですが、93年は調べたら大人計画の主催のイベントが7やっています。全部追っかけてました。 主催の松尾スズキさん以外にも今は映画監督の井口昇さんをはじめ何人かが脚や演出をしていたのですが、宮藤さんも脚演出が抜群に面白かったんです。(井口さんのも最高でした) この時に20歳くらいだったら

    微睡の世界VOL.9 宮藤官九郎さんについて|加茂 啓太郎
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    kiku72 2024/03/13
    “宮藤さんと話したらJAPANー狂撃ーSPECIALのベースのよーかい”
  • 微睡の世界VOL.7 ザゼン・ボーイズの「らんど」について|加茂 啓太郎

    ザゼン・ボーイズのニュー・アルバムが12年ぶりにリリースされましたね。解散や活動休止を経て10年以上リリースが空くケースはスティーリー・ダンとかありますがライブ活動は止まらずやっていて、これだけの期間リリースがないというのが世界的にもないと思います。 待った甲斐があったというか、これは日のロックの大傑作アルバムだと思いました。 向井秀徳君と初めて会ったのは1998年1月、今は無き溜池の東芝EMI第3スタジオのロビーでした、その時の彼が僕に向けた疑い深い視線は今でも覚えています。それからもう26年になりますが、仕事のパートナーだったのはナンバーガールのメジャーでの活動期間4年のみですが、僕は、この才能を自分か彼が生きている限り見届けようと思ってずっと彼の活動を追っかけています。 話はずれますが、時々ある日のロック名盤チャートだと、1位というと大抵、はっぴいえんどの「風街ろまん」になる場合

    微睡の世界VOL.7 ザゼン・ボーイズの「らんど」について|加茂 啓太郎
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    kiku72 2024/02/27
    向井秀徳自身がデイブ・フリッドマンに頼みたかったという。おれもそっちで聴いてみたかった“(ミックスも彼自身がやっています)”
  • 2023年に観た映画について|加茂 啓太郎

    2023年に劇場で観た映画は141作品でした。 そのうち複数回見た(ガーディアンズ・オブ・ギャクシー、バービー、怪物、君はどう生きるか、市子、キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン、イコライザーは複数回見たと思うので160回は観たと思います)その中で印象に残った作品を部門別のまとめてみました。 身につまされる部門 「バービー」 最高すぎて4回見ました。男性は後半の女性に知識をひけらかそうとする所が身ににつまされますね。(僕もペイブメントについては語りません)女性も「何も考えないでビール配るの最高!」なんていう所は思い当たったりするんですかね。マチズモ反対、フェミニズム万歳でもなく、どちらも2023年の今、フラットに描いてるのが最高です。 それとサントラからこれだけヒットが出るというのは、2000年代以降あまり聞いたことがないですが、凄くないですか。 OSTのプロデューサーのマーク・ロンソンはど

    2023年に観た映画について|加茂 啓太郎
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    kiku72 2024/01/03
    “2023年に劇場で観た映画は141作品でした。”
  • 2023年の振り返りです|加茂 啓太郎

    2023年のトピックを1月から振り返ってみました。 1月 憧れのTBSラジオでCity Chill Clubのパーソナリティー(恥ずかしくて聞いてない)と選曲をやりました。JーFusionと現在進行形の女性アイドル・楽曲の2夜という取り合わせは僕ならではないでしょうか。 CIRGO GRINCOのラスト・リリースの「First Light」リリース。松木美定の独特の世界観の歌詞、滝下悠貴さんを中心とするコライトによる先鋭的なトラックは今後100年古びないと思います。 同じくCIRCO GRINCOの「Up to You」がTBSラジオのアフタ6ジャンクションで2022年度の「アイドル的ソング」の1位をいただきました! 僕が発掘したハナエちゃんの歌詞が絶賛されたのも嬉しかったです。 https://open.spotify.com/intl-ja/album/3ZWWGGSH7hchgR60

    2023年の振り返りです|加茂 啓太郎
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    kiku72 2024/01/03
    “引っ越しの準備してました。レコードとCD 1000枚売りました”
  • まどろみの世界VOL.6「ミュージシャンと俳優の兼業アーティストについて」|加茂 啓太郎

    はミュージシャンと役者の兼業でどちらも素晴らしいアーティストが以前よりも増えていると感じます。 今その代表といえばまずは星野源でしょう。他にもピエール瀧、福山雅治、銀杏ボーイズ、峯田和伸 DISH//北村匠海 R IZE、金子ノブアキ SAKEROCK,浜野謙太、MIYABIなどが思い当たります 他には怒髪天,益子慎二 元ブランキー・ジェット・シティ、中村達也、ウルフルズ、トータス松、RADWINPS,野田洋次郎、SEKA INO  NO OWARI、 Makajinなども映画、ドラマに出演してなかなかの演技を見せてくれました。 女性は男性に比べてなぜか少ないですが ゲスの極み乙女のほな・いこか(俳優の場合さとうほなみ)シシドカフカ、 2011年にCoccoが主役の「KOTOKO]素晴らしい演技で世界的にも評価されました。 文脈は違いますがリナ・サワヤマがジョン・ウィックに出てたのは

    まどろみの世界VOL.6「ミュージシャンと俳優の兼業アーティストについて」|加茂 啓太郎
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    kiku72 2023/12/28
    “今その代表といえばまずは星野源”
  • まどろみの世界VOL.5(音楽フード理論、元祖はなぜ尊ばれ古びないのか?)|加茂 啓太郎

    有楽町を歩いていたら「ピザ・トースト元祖の店」という看板を見つけて思い出した事があります。 レスランランや飲店「何々元祖の店」「何々家」「何々発祥の店」というような看板を出している所が時々あります。これって意味があるのかと常々思うんです。 その店が始めたから美味しいという保証は何もないですよね。 レシピに特許はないので他の店で同じ物は出せないという事はないと思うし、むしろ、それをもっと研究して美味しくした、店の方が美味しいと思うんですが、人はなぜか元祖、店というような言葉に惹かれてしまうのはなぜなんでしょうか 昔、宇多丸さんのラジオのウィークエンド・シャッフル時代、チェーン店のレストランの1号店を訪ねるのが趣味のDJの人が出てた事があって長崎までリンガーハットの1号展、愛知県清須市のCoCo壱の1号店とかなり辺鄙な所にまで訪ねて行く話をしていて、内容までは覚えてないですが、記憶に残っ

    まどろみの世界VOL.5(音楽フード理論、元祖はなぜ尊ばれ古びないのか?)|加茂 啓太郎
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    kiku72 2023/12/12
    “新しい音楽のスタイルを初めて作ったアーティストは古くならないんです。”
  • EMI Legacyについて|加茂 啓太郎

    東芝EMIの隠れた名盤のアナログ再発の監修をしてくれないかと古巣のユニバーサル・ミュージックからありがたい事に依頼されて, 7月頃から色々動いていたのですが11月29日無事に5タイトルが発売になりました。 発売に至るまでの経緯などを書いてみたいと思います 内容はこちらをご覧ください https://tower.jp/article/feature_item/2023/08/11/0707 僕は学生の頃から中古レコード店通いが趣味でした。今は無きハンター(テレビ・スポットがあったんです)当時からあるディスク・ユニオン(渋谷の公園通りと原宿ラフォーレにもありました)など通って色々ディグしたものです。 そして今でも時間があればレコ屋に行き、新入荷は何かないかと探し、初めての町に行けば「近所のレコード店」で検索して店を探します(赤羽で検索したらタイのレコード専門(雑貨も売ってますが)店があって驚き

    EMI Legacyについて|加茂 啓太郎
    kiku72
    kiku72 2023/12/01
    “僕のディレクターの最初のヒットは1985年日本のカルト・バンドの元祖、ジャックスのベスト盤の再発”
  • まどろみの世界VOL.3(音楽映画のリアリティ・ラインについて)|加茂 啓太郎

    映画でリアリティ・ライン(以下RL)という用語があります。高ければ現実に近く、低ければ非現実になるという物です。 映画というのは所詮は作り話しなのである程度の嘘はないとエンタメにならないというのはあります。 例えばスターウォーズとかの宇宙での空中戦は宇宙は真空なので音はしないです。 でも、無音の宇宙の戦いは上がらないですよね 特にSF映画はリアリティ・ラインが低いです。 例えば、あんなに科学が発達してるのになぜ最後は刀や肉弾戦なんですか? 遠くから撃つなり、もっと高度は兵器かあっても良いですよね。 怪獣はなぜ同じ種類が一頭しかいないんですか生物ならそれなりに数がいるはずです。 宇宙人は1人じゃなくて、たくさんでくればウルトラマンにも勝つと思うんですけど。 アクション映画では、あんだけ打たれたら一発くらい当たるだろうとか。同時に複数人で襲えば良いのになぜ1人づつ行くの? 街中でドンパチやって

    まどろみの世界VOL.3(音楽映画のリアリティ・ラインについて)|加茂 啓太郎
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    kiku72 2023/11/08
    “特に音楽映画は自分の専門でもあるので、どうしても解像度高杉晋作(タマフル用語です)”
  • まどろみの世界Vol.2(日本語のニュアンスの更新について)|加茂 啓太郎

    宮藤官九郎脚映画「ゆとりですがなにか。インターナショナル」を見ていたら小学生が「わかりみが深い」という台詞を言っていました。 「よく分かった」という事ではあるのですが、分かる事を「面白み」「ありがたみ」と同じ名詞化する事で、その対象にリアリティーをあたえていると思います。 「深い」と表現するのも「多い」では上限がどこか分からないけれど深いといえば、それは底まで到達出来るものあり、「わかりみ」の底まで間も無く到達する(100%理解した)というイメージになると思います。 物事を理解するという行為のニュアンスを絶妙に表してると思いました 言いかたとして定着するかどうか見届けたいと思います。 名前が無かった概念に名前がついて言葉が更新される事は面白いですよね 今は普通に使われる恋愛感情表現の「守ってあげたい」ですが、これは最初に使ったのは松任谷由実の1981年のシングル「守ってあげたい」なので

    まどろみの世界Vol.2(日本語のニュアンスの更新について)|加茂 啓太郎
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    kiku72 2023/10/22
    “敬称無し」としたら未来の子供達は生きやすいかもしれません”
  • まどろみの世界 VOL.1(パンクのフェスに行って感じた事について)|加茂 啓太郎

    近々にあった面白かった事、興味深かった事などをあまり深く考えずに日記代わりと脳トレのために書いていこうかと思います。お暇ならお付き合い下さい。(確認が面倒という事もあってエビデンスはあやふやなので資料的な参考にはしないで下さいね) 先週、KAPUNKというパンク・オンリーのサーキット・フェスに参加しました。 何年かまえから「パンクを取り戻せ」をコンセプトに開催されているようです。 今年は新宿ロフト、ナイン・スパイス、ACBの3会場で三日間。105バンドが出演しています。 僕は中尾憲太郎と中村達也がやっている勃殺戒洞を見たくて、このフェスを知りました。 ラインナップを見たらAUTO-MODの名前にびっくり、さらに80年代からやっていて雑誌BURSTで名前を良く見かけたバンドがいっぱいあって、まだやってるんだと驚きました。 会場に着くと、レザー、スタッズ、モヒカン(カラーリングあり)眉毛なし、

    まどろみの世界 VOL.1(パンクのフェスに行って感じた事について)|加茂 啓太郎
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    kiku72 2023/10/12
    “「パンクを取り戻せ」をコンセプトに開催されているようです。 今年は新宿ロフト、ナイン・スパイス、ACBの3会場で三日間。105バンド”
  • 極私的スパークスの思い出|加茂 啓太郎

    先日、スパークスの来日公演があり行って来ました。 彼らは1971年デビュー。今年でデビュー52周年! メンバーは基的にはキーボード担当の兄のロン・メイル1945年産まれ、ボーカル担当のラッセル・メイル1948年産まれの2人組。1988年から1993年の間6年間リリースがないという時期もありますが今年も26枚目のニュー・アルバムをリリースするなど未だに現役で活動を続けています。 彼らは僕がもっとも好きなアーティストの一つなのですが日では一般的な人気はなく2001年のやっと実現した初来日に僕は狂気したものです。 それ以降コンスタンスに来日してくれて、いままでは都内500キャパだったのが2022年公開の映画「スパークス・ブラザース」(傑作!)と彼らが原作を手がけたレオス・カラックスが監督した「アネット」が話題になったのが理由だとは思いますが渋谷で2000人のホールが売り切れるという以前からフ

    極私的スパークスの思い出|加茂 啓太郎
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    kiku72 2023/08/01
    “サロン・ミュージックの吉田仁さんが「僕がプロデュースすれば絶対に良いアルバムになるのに」と悔しがっていた”
  • マイナマインドのファースト・アルバム「GAMBIT」について|加茂 啓太郎

    僕がプロデュースしたマイナマインドのファースト・ソロ・アルバム「GAMBIT」が通販でも販売が開始されました。 このアルバムの制作過程&意図などを解説したいと思います。 マイナマンド(以下マイナちゃん)とは2021年の10月にファースト・シングル「鬼でもない」をプロデュースしました。 そして今までに8曲のシングルをリリースしてきました。今回のアルバムはそれに2曲とインターバル・トラックを追加してフル・アルバムとしました。とりあえずアルバムの配信は未定なので今はフィジカルを買わないと全曲は聞けない状態です。 SSWの臼井ミトンさんが作品はフィジカルの販売でリクープするまで配信ではリリースしないという話を聞いて、それは熱心なコア・ファンがいるアーティストならありかもと思いました。 レコーディングの進め方はお題をハウスとかファンクとか僕から投げる事にありますが、彼女の作って来たデモを聞いて、これ

    マイナマインドのファースト・アルバム「GAMBIT」について|加茂 啓太郎
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    kiku72 2023/03/04
    “SSWの臼井ミトンさんが作品はフィジカルの販売でリクープするまで配信ではリリースしないという話を聞いて、それは熱心なコア・ファンがいるアーティストならありかもと思いました”
  • 2022年の振り返りです|加茂 啓太郎|note

    2022年にあった事、面白かった事、盛り上がった事、灌漑深かったことなど何年後かに振り返れるように書いておきたいと思います。 仕事ではコロナでオーディション、ライブ開始まで時間がかかって遅延していたガールズ・グループのCIRGO GRINCOの活動が5月の配信デビュー、6月にライブ・デビューが出来ました。ライブに月に4〜5、毎月の新曲リリースと一歩ずつですが成長していると思います。彼女たちを通じてYuki  Takisihitaさん、山清治さんといったクリエイターと出会えたのも嬉しかったです。 フィロソフィーのダンスからの十束おとはちゃんの卒業もありました。 メンバーの中で唯一、人前でのパフォーマンスの経験がなく、身体能力も低かったのに、満員の日比谷野外音楽堂でソロ・パフォーマンスが出来るようになったのは彼女の努力しかないと思います。 ファンを落胆させたり、グループの人気の低下にもつな

    2022年の振り返りです|加茂 啓太郎|note
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    kiku72 2023/01/01
  • 音楽プロデューサーという仕事について|加茂 啓太郎

    僕は音楽プロデューサーという肩書きでフィロソフィーのダンス、寺嶋由芙、mainamind, CIRGO GRINCOのプロデュースをしてきました。ですが、この音楽プロデュサーという仕事の内容は特に日では曖昧です。特に日では欧米とは違う進化をしたのでよりどんな仕事か分かりづらくなっています。実際にところどんな仕事をしているのか書いてみたいと思います。 なぜ日音楽業界ではプロデューサーという存在が曖昧かと言うとレコード会社にディレクター(あるいはA&R)と呼ばれるそのアーティスト担当の社員がいて、その人間がクリエイティブから予算&進行の管理をするのでプロデューサーというのは居なくても基的に音楽制作は出来るシステムになって居ます。逆に欧米のCDのクレジットにディレクターという表記はまずありません。 欧米のプロデューサーの自伝(トッド・ラングレン、トニー・ヴィスコンティー、グリン・ジョー

    音楽プロデューサーという仕事について|加茂 啓太郎
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    kiku72 2022/11/27
    “自分の関わった経験値でいうと初めてウルフルズの「ガッツだぜ」のデモ、ナンンバーガールの「透明少女」のデモを聞いた時、この曲は化ける!と思いました”
  • 海外レコーディングという文化について(後編)|加茂 啓太郎

    1998、ペンギンノイズというバンドを担当していました。新作を作るにあたって海外で何かできないか思い、メンバーと話していたら当時はまだ無名だったフレイミング・リップスの「クラウド・テイスト・メタリック」というアルバムの音が面白いという話になり、その独特な音に驚きました。 アメリカのコーディネーターに訪ねてみたのですが全然分からないとの返事。そんなまだ無名のエンジニアはコーディネーターのワーク・リストにはないんです。 インターネットが少しづつ発達して来ていたのですが検索エンジンはなく、ネットサーフィンを繰り返してなんとかデイブのアドレスをゲット。連絡をしたところOKの返事。 アルバム曲のミックスをお願いする事になりました。ですが彼は自身が作り所有するボックス・ロード・スタジオでしか仕事をせず、そのスタジオはコーディネーターの人に聞いたら「青森の誰も知らない街」みたいな場所との事。 先ずはバッ

    海外レコーディングという文化について(後編)|加茂 啓太郎
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    kiku72 2022/09/13
    “当時はまだレコード会社バブルで制作費も余裕があったのに、彼らは福岡で多分50万ほどでアルバムを作ってしまい予算が大幅に余りました。僕はこの余った予算でテキサスの行き、そこからニューヨークのタルボック
  • 海外レコーディングという文化について|加茂 啓太郎

    古い写真を整理していたら1990年にアース・シェイカーというバンドのレコーディングでロサンジェルスのオーシャン・ウェイ・スタジオでプロデューサーの故TOTOのベーシストだったマイク・ポーカロとの写真が出てき記憶の扉が開きました。 海外レコーディング文化、そして僕が経験した海外レコーディングの経験について書いてみたいと思います。 そう言えば最近は海外レコーディングをしたという話はとんと聞かなくなりましたね。(宇多田ヒカルはそもそもが海外なんで従来の海外レコーディングとは意味合いが違う感じがします)理由としてはレコーディングの予算が厳しくなった事、日でも海外と変わらないクオリティーのサウンドが出来るようになったのが理由だと思いますが、音のクオリティーとは別に海外レコーディングは個人的のは大変だったとしても人生の記憶に残る楽しさでした。そしてアーティストやスタッフの大きな刺激になるので、この文

    海外レコーディングという文化について|加茂 啓太郎
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    kiku72 2022/08/30
    “ちわきまゆみというアーティストの「グローリア」というアルバムのミックス・ダウンでロンドンに行きました。”
  • タイトルを考えるのが好き|加茂 啓太郎

    今まで曲のタイトル、アルバムのタイトル、ツアーのタイトル、グループ名など色々なタイトルを今まで考えて来ました。 タイトルをつける時に色々な読み解きが出来るようにしています。 例えばフィロソフィーのダンスのアルバム・タイトルを例に挙げると ファースト・アルバム「ファンキー・バット・シック」直訳すれば「ファンキーだけれどお洒落」という意味で、グループのコンセプトをアルバム・タイトルで明快を表しています。 https://open.spotify.com/album/6cyGDZLSxuRrB4EQSpuCEU?si=9ny9DLNyS4e0DiXOGrmMcQ そしてシックというは80年代に活躍したファンク・グループの名前でリーダーのナイル・ロジャースはアレンジャーの宮野弦士君が尊敬しているミュージシャンです。そしてこれは元ニューヨーク・ドールズのボーカリストのデビット・ヨハンセンの楽曲名でも

    タイトルを考えるのが好き|加茂 啓太郎
    kiku72
    kiku72 2022/06/29
    タイトル考えるのが好きな人といえば、細野晴臣、小西康陽、山塚アイを思い出すけど、彼も“フィロソフィーのダンスのアルバム・タイトルを例に挙げるとファースト・アルバム「ファンキー・バット・シック」直訳すれ