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ブックマーク / note.com/elis_ragina (47)

  • column is a diary:Brutus "Jazz is Pop!! 2024"のこと(5,000字)|柳樂光隆

    BRUTUSのジャズ特集が発売された。 去年、僕が一部の監修っぽいことをやったジャズ特集の続編といったところだろう。 僕は ・2024年のジャズジャイアント。 ・デザインの良いジャズグッズ。 のふたつを担当。 ジャズグッズは実際に自分でも買ったもの、買おうとしていたものを山ほど紹介していて、その中から編集部が選んだものが載っているのでかなりおススメです。ちなみに実際に自分でいつも着てるパーカーが載ってたり、去年、通販で買ってジャッキー・マクリーン好きのテラス・マーティンにプレゼントしたTシャツが載ってたりします。最近よくかぶってるキャップとこの冬使ったマフラーも載ってます。ちゃんと自分がいいと思うものだけ勧めてます。

    column is a diary:Brutus "Jazz is Pop!! 2024"のこと(5,000字)|柳樂光隆
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    kiku72 2024/02/21
  • 『Jazz The New Chapter』:発売から10年に寄せて + 2014年版「はじめに」(7,400字)|柳樂光隆

    ◉『Jazz The New Chapter』発売から10年に寄せて『Jazz The New Chapter』というを出したのは2014年2月14日だった。 今でも覚えているのはちょうど発売する前日にタワーレコード渋谷店の一階を使って黒田卓也『Rising Son』の無料リリースイベントが行われていて、ホセ・ジェイムズがゲストで歌っていた。たぶんドラムはネイト・スミス、ベースはソロモン・ドーシー、鍵盤はクリス・バワーズだったのではなかろうか。そこで黒田さんの新作と共に発売日前日の『Jazz The New Chapter』を売ってもらった。 目の前で「なんだ、これ。すげー面白そうじゃん」みたいな感じで手に取ってくれた人たちが次々とレジに持って行ってくれた光景は今でも記憶に残っている。ホセも黒田さんも喜んでくれた。 Takuya Kuroda × Jazz The New Chapter

    『Jazz The New Chapter』:発売から10年に寄せて + 2014年版「はじめに」(7,400字)|柳樂光隆
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    kiku72 2024/02/18
    未だにジャズ門外漢だけどこのムックは読んでいた。デザインがいかしてた
  • コラム:レディオヘッドはもはや現代ジャズのスタンダード(初出 HMV 2016)|柳樂光隆

    過去記事の転載です ロバート・グラスパー、ブラッド・メルドーら今をときめくジャズメンたちがこぞってカヴァーするレディオヘッドはもはや現代ジャズのスタンダードなのだ。そもそもトム・ヨークがマイルス・デイヴィス『ビッチェズ・ブリュー』やチャーリー・ミンガスについて言及していたミュージシャンなのは有名な話なわけだが、ジャズにおけるレディオヘッドはそんなトム・ヨークの言葉以上に大きな意味を持つ存在になっていた。テクノやヒップホップを当たり前のように聴いてる世代のジャズミュージシャンにとって、『OKコンピューター』以降のレディオヘッドのサウンドは、生演奏で再現すべき格好のターゲットとなった。 ヨーロッパからはe.s.t.が、アメリカではブラッド・メルドーがそれぞれ高次元のテクニックとプリペアドピアノなどを駆使して、レディオヘッドがエフェクトやポストプロダクションを駆使して作った音響に生演奏で迫ろうと

    コラム:レディオヘッドはもはや現代ジャズのスタンダード(初出 HMV 2016)|柳樂光隆
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    kiku72 2023/02/13
  • 柳樂光隆が2023年に書いたウェブで読める記事 +|柳樂光隆 Mitsutaka Nagira|note

    79年、島根県出雲市生まれ。音楽評論家。 21世紀以降のジャズをまとめた世界初のジャズJazz The New Chapter」シリーズ監修者。共著に鼎談集『100年のジャズを聴く』など。鎌倉FM「世界はジャズを求めてる」でラジオ・パーソナリティもやってます。

    柳樂光隆が2023年に書いたウェブで読める記事 +|柳樂光隆 Mitsutaka Nagira|note
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    kiku72 2023/01/24
  • interview Simon Ratcliffe about Village of The Sun "ベースメントジャックスがビンカー&モーゼスとのコラボでスピリチュアルジャズ!?"|柳樂光隆 Mitsutaka Nagira|note

    ”ベースメントジャックスのメンバーがUKジャズの人気デュオと組んでスピリチュアルジャズのプロジェクトを立ち上げた” と聞くと、なんだか胡散臭くも感じてしまうが、Village of the Sunの音源を聴いてもらえば、その素晴らしさに驚くはずだ。 ベースメントジャックスのサイモン・ラトクリフがコラボレーションしたのはビンカー&モーゼス。2010年代末から盛り上がっているUKのジャズ・シーンの中でも特に人気と知名度があるデュオだ。そして、サックスのビンカー・ゴールディングス、ドラムのモーゼス・ボイドのふたりともUKを代表するプレイヤーだ。 ビンカー&モーゼスの二人は普段はハイブリッドなサウンドを中心に様々な文脈の音楽を演奏している。ただ、このVillage of The Sunでは普段の彼らとは異なる演奏を聴くことができる。 コルトレーン系譜のファラオ・サンダースからカマシ・ワシントン、ケ

    interview Simon Ratcliffe about Village of The Sun "ベースメントジャックスがビンカー&モーゼスとのコラボでスピリチュアルジャズ!?"|柳樂光隆 Mitsutaka Nagira|note
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    kiku72 2023/01/14
  • interview Rafael Martini:そもそもブラジルの音楽はシステムから外れた方法で作られている|柳樂光隆

    2010年代初頭にブラジルの新世代が発見され、「ミナス新世代」として日に紹介された。そのきっかけはマルチ奏者のアントニオ・ロウレイロ。彼の音楽の新鮮さはすぐにリスナーの間に広がり、彼と共演しているブラジルの同世代の豊かな才能たちが芋づる式に発見されていった。彼らの何人かは来日も果たしたし、アレシャンドリ・アンドレスやハファエル・マルチニらに関しては日盤のリリースもあった。2010年代半ばには現代ジャズの最重要人物の一人でもあるギタリストのカート・ローゼンウィンケルが自作『Caipi』にアントニオ・ロウレイロ(とペドロ・マルチンス)を起用したこともあり、ジャズ・リスナーにとっても広く知られるようになった。 そんなアントニオ・ロウレイロらのコミュニティの中でも鍵盤奏者で作編曲家のハファエル・マルチニは中心人物のひとりと言っていい存在だった。グルーポ・ハモ『Ramo e a Liberdad

    interview Rafael Martini:そもそもブラジルの音楽はシステムから外れた方法で作られている|柳樂光隆
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    kiku72 2022/10/13
  • interview Michelle Willis:『Just One Voice』からクワイア、カナダ由来の影響まで|柳樂光隆

    スナーキー・パピーのマイケル・リーグが主催するレーベル GroundUP Musicの中で最も飛躍したひとりが、シンガー・ソング・ライターのミシェル・ウィリスだろう。 ソロアルバムのリリースから、スナーキー・パピーとのコラボを経て、デヴィッド・クロスビーがSky TrailsやLighthouseなど、あらゆるプロジェクトで起用していて、今やクロスビーの活動のキーマンになっている。その鍵盤と声を駆使した刺激的なハーモニーは輝きを増している近年のクロスビーの音楽に欠かせない要素だ。 そんな彼女の音楽はGroundUpからのデビュー作『See us Through』の時点で個性的なだけでなく、すでに成熟を感じさせるほどに完成されていた。その影響源は公式サイトのバイオグラフィーに自身の手で記している。 90年代のラジオから流れてきたショーン・コルヴィン、ローリン・ヒル、アマンダ・マーシャル、ジャ

    interview Michelle Willis:『Just One Voice』からクワイア、カナダ由来の影響まで|柳樂光隆
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    kiku72 2022/04/25
    “スナーキー・パピーのマイケル・リーグが主催するレーベル GroundUP Musicの中で最も飛躍したひとりが、シンガー・ソング・ライターのミシェル・ウィリスだろう。”
  • 柳樂光隆のクラブジャズ研究|柳樂光隆

    79年、島根県出雲市生まれ。音楽評論家。 21世紀以降のジャズをまとめた世界初のジャズJazz The New Chapter」シリーズ監修者。共著に鼎談集『100年のジャズを聴く』など。鎌倉FM「世界はジャズを求めてる」でラジオ・パーソナリティもやってます。

    柳樂光隆のクラブジャズ研究|柳樂光隆
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    kiku72 2022/04/23
  • ロバート・グラスパーと『Black Radio』の新しくなさ|柳樂光隆

    ロバート・グラスパーと『Black Radio』シリーズは「ゲストの人選が変わってるよね?」ってずっとぼんやりとですが、思っていました。 コンセプトの面白さや演奏のすごさで新しいものっぽく聴いちゃうんですけど、ゲストは全然新しくないんです。ざっくり言うと”流行っている人を全く呼んでいない”。 2019年のミックステープ『Fuck Yo Feeling』にラプソディー、デンゼル・カリー、SiR、コーデ―、バディが入っていた時にはその並びで「珍しく割と新しいかも!?」と意外に思ったのも覚えています。 そんなことを考えながら、なんとなく眺めていたら、新しくなさにもいろいろあることが見えてきて、どうやら特定の時代やコミュニティに偏っているわけでもなさそうで、なんならけっこうばらけているんじゃないかとも気づきました。 そこでロバート・グラスパーが自身がプロデュースする作品の中で共演してきたアーティス

    ロバート・グラスパーと『Black Radio』の新しくなさ|柳樂光隆
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    kiku72 2022/04/03
  • Interview Becca Stevens & Nathan Schram:ベッカ・スティーヴンスの曲を弦楽四重奏にリアレンジすること|柳樂光隆

    取材・執筆・編集:柳樂光隆 通訳:染谷和美 協力:COREPORT 取材日時:2021年1月21日 ZOOMにて ◉『BECCA STEVENS | ATTACCA QUARTET』のはじまり――このプロジェクトがはじまったきっかけを聞かせてください。 ネイサン・シュラム(以下ネイサン):さかのぼると僕とベッカの出会いに繋がる。もちろん付き合う前、結婚する前のこと。7年前のサンディエゴで、僕が参加してた(アタッカとは別の)グループでベッカの曲をカヴァーする機会があった。その時にすごく楽しかった。その時、僕はすでにベッカのことが好きだったんだけど、ベッカはそうじゃなかったみたい(笑)そこから僕のことを好きになってもらえるまでにはもう少し時間がかかったけど、それはまた別の機会にね。でも、音楽的にはすごく相性が良かったんだ。その後も連絡を取り合っていたんだけど、みんな忙しくて、なかなか時間が合わ

    Interview Becca Stevens & Nathan Schram:ベッカ・スティーヴンスの曲を弦楽四重奏にリアレンジすること|柳樂光隆
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    kiku72 2022/03/27
  • Jazz The New Chapterオススメ来日公演リスト 2022年|柳樂光隆

    JTNC読者にお勧めの来日公演です。 好きなアーティストの来日がある方、気になる来日を見つけた方、ぜひSNSでシェアしていただけると嬉しいです。 今年から全国の来日公演を管理するためにスケジュールはフリーカレンダー(Freecalend.com)というアプリで管理することにしました。月毎のページを公開してリンクを貼るようにします。ぜひこちらもご利用ください。 ※Freecalend.comだとこんな感じでスケジュールを見られます■2023年3月・ビョーク オーケストラル 3/20 東京ガーデンシアター 3/25 神戸ワールド記念ホール コーニュコピア 3/28 & 31 東京ガーデンシアター ■12月・ルイス・コール・ビッグバンド 12/05 名古屋クアトロ 12/06 梅田クアトロ 12/07 渋谷O-EAST ・コメット・イズ・カミング(シャバカ・ハッチングス) 12/1-2 渋谷WW

    Jazz The New Chapterオススメ来日公演リスト 2022年|柳樂光隆
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    kiku72 2022/03/20
  • 柳樂光隆が2021年に書いたウェブで読める記事|柳樂光隆

    ブリット・ファンクを蘇らせたプロジェクト STR4TAを出発点に70-90年代のUKのクラブ・カルチャーについて深く聞きました。 UK音楽史の貴重な話だらけ!必読! ▷ インコグニートのブルーイが語る、ブリット・ファンクとアシッド・ジャズの真実 https://t.co/HAcxLlg3tQ @brownswood @Incognito_world — 柳樂光隆 《Jazz The New Chapter》 (@Elis_ragiNa) March 30, 2021 STR4TAを起点にジャイルス・ピーターソンの人生から辿る70-90年代のUK音楽史。 ジャズダンス、アシッドジャズ、グラウンドビートまで語り尽くしてくれました!必読! ▷ Giles Peterson が語るブリット・ファンクとUK音楽史のミッシングリンク https://t.co/3n9k9trutP @brownswoo

    柳樂光隆が2021年に書いたウェブで読める記事|柳樂光隆
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    kiku72 2022/01/04
  • BADBADNOTGOODが『Talk Memory』に辿り着くまでの10年|柳樂光隆

    僕にとってBADBADNOTGOOD(以下BBNG)はよくわからないバンドだった。そもそも最初の頃はいわゆるフリー・ダウンロードみたいな文脈で語られることも多く、”センスが飛びぬけて良いインディーロック(or ラップ)・リスナー向けの生演奏ヒップホップ系バンド”みたいなイメージでだった。そんな立ち位置のバンドは他に存在しなかったのと、(カナダ出身ということも関係あるのかもしれないが)アメリカのバンドと比べるとジャズ度やゴスペル度が低くて、他ジャンルとの相性が良かったのもあり、様々なジャンルのメディアにも取り上げられたし、様々なコラボも生まれることになった。 個人的には初期は横目で見ていた感じで、ゴーストフェイス・キラとのコラボ辺りから関心が強くなりはじめて、その次の『Ⅳ』で一気に気になる存在になった。演奏に対するモチベーションが変わったのかも、と感じるようになったからだったと思う。それまで

    BADBADNOTGOODが『Talk Memory』に辿り着くまでの10年|柳樂光隆
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    kiku72 2021/12/12
  • HERITAGE ORCHESTRA - The Breaks:カマシ・ワシントンやスナーキー・パピー人脈が参加したブレイクビーツ・クラシックス集|柳樂光隆

    The Heritage Orchestraによる『The Breaks』というアルバムが自分の中で大ヒットで、友人にも送ったらけっこう盛り上がったんで、ここでも紹介しようかなと。 ◉ヘリテイジ・オーケストラとはヘリテイジ・オーケストラはUKで結成されたオーケストラ。創設者はクリス・ウィーラーとジュール・バックリー。 まずはメトロポール・オーケストラの首席指揮者です。ジェイコブ・コリアーやスナーキー・パピー、ローラ・マヴーラ、ジェイムスズーなどなど、ジャンルを超えたコラボで話題になることも多い名門オーケストラを率いるイギリス人の指揮者で音楽監督です。つまりジャズとオーケストレーションのハイブリッドの最前線にいる人物。

    HERITAGE ORCHESTRA - The Breaks:カマシ・ワシントンやスナーキー・パピー人脈が参加したブレイクビーツ・クラシックス集|柳樂光隆
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    kiku72 2021/12/10
  • interview ERIC LENSE : GroundUP Music COOが語るマイケル・リーグの理想を叶えるためのレーベル運営|柳樂光隆 Mitsutaka Nagira

    interview ERIC LENSE : GroundUP Music COOが語るマイケル・リーグの理想を叶えるためのレーベル運営 スナーキー・パピーのマイケル・リーグが運営するグラウンドアップ・ミュージックの音楽が素晴らしくて、それに魅了されて、ずっと好きだった僕がグラウンドアップ・ミュージックの公式コンピレーション『GROUNDUP MUSIC × CORE PORT』を日のレーベルのコアポートと共に作りました。 GROUNDUP MUSIC × CORE PORT 選曲:柳樂光隆4度のグラミー賞を受賞したスナーキー・パピーのマイケル・リーグが創設、アメリカだけでなく世界中の音楽シーンがその動向を注目するGroundUp Musicレーベル。ジャンルを越えてアーティスト間のハブとなり、新しいサウンドを産み出し続けるこのレーベルがコアポートとタッグを組み、レーベルとしても初のコン

    interview ERIC LENSE : GroundUP Music COOが語るマイケル・リーグの理想を叶えるためのレーベル運営|柳樂光隆 Mitsutaka Nagira
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    kiku72 2021/12/04
  • interview Michael League『So Many Me』:ドラムセットは世界各地の打楽器の認識からすると異質なものだ|柳樂光隆

    スナーキー・パピーのマイケル・リーグが初のソロ作品をリリースした。 マイケル・リーグと言えば、自身が率いるスナーキー・パピーやボカンテのツアーのために世界中を飛び回り続けていて、その合間にもデヴィッド・クロスビーやベッカ・スティーブンスなどなどのレコーディングに参加したり、プロデュースを手掛けたりと、休みなく動き続けていて、時間がない人という印象があった。 それにマイケルはスナーキー・パピーでも、ボカンテでも、たくさんのミュージシャンに囲まれながら、その場で生まれるハプニングを楽しんでいるライブ・ミュージックの人だというイメージもあった。いろんな人が集まって一緒に演奏することを楽しんでいる人だと思っていた。 そんなマイケルがソロを出すとは思わなかったし、自分ひとりで全ての楽器を演奏して多重録音でアルバムを作るのは想像外だった。 そして、そのサウンドも想定外だった。アルバムを聴いてすぐにわか

    interview Michael League『So Many Me』:ドラムセットは世界各地の打楽器の認識からすると異質なものだ|柳樂光隆
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    kiku72 2021/07/20
    アメリカン・ユートピア見て、ドラムセットってのは立って再現しようとすると五人がかりでそれでも座って一人で叩く音に負ける異様なものだと思ったところ
  • interview BIGYUKI『2099』:今、こんな終末っぽい雰囲気の中でネガティブなものを出す意味はないと思った|柳樂光隆

    ――『2099』に収録されている曲はいつごろから作ってたんですか? 元々はフルアルバムを作る予定で、一年以上前から始めてた曲がいくつかある。「Trust Us」「MRO (Water Tale)」は一年以上前ですね。――では、まず「Joy」から話を聞かせてください。 元々イメージとしては昂揚感がある曲を作りたいと思っていて、80年代のゴスペル・クワイアをサンプルするアイデアから始めました。カニエ・ウエストがゴスペルのプロジェクトをはじめるくらいの時期だったと思います。昔、毎週チャーチで演奏していたゴスペル・サウンドを活かした曲作りをするために、クワイアのサンプルを探して、そこから曲を組み立てるコンセプトで始めたんですけど、この曲がかなり紆余曲折してて、初めにあった曲のアイデアが全部なくなって、最終的に別物になりました。その結果が「Joy」ですね。 ――この曲はポール・ウィルソンとの共作にな

    interview BIGYUKI『2099』:今、こんな終末っぽい雰囲気の中でネガティブなものを出す意味はないと思った|柳樂光隆
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    kiku72 2021/05/21
  • Interview Gretchen Parlato『Flor』-花というテーマに込めた美しさ、生、死、目覚め、女性としての自分|柳樂光隆

    以前、グレッチェン・パーラトの編集盤がリリースされたとき、僕は 「グレッチェンの声が聴こえるところに行けば、そこにはいつも新しいジャズが鳴っている。」とコメントを寄せた。 2010年代に開花したハイブリッドなジャズの文脈において、「声」=ヴォーカリストの重要性が語られることは多いが、その中でグレッチェンの存在感は絶大だった。グレッチェンが起用されているアルバムを探して、そこに参加しているミュージシャンを追っていけば、2010年代のジャズの面白いところをまとめた見取り図が出来上がるような感覚があったほどだ。だから僕は彼女の名前を日々探していた。 そんなグレッチェンは2011年の『Lost and Found』以降、スタジオ録音のアルバムを発表していなかった。 マーク・ジュリアナとの間に生まれた2人の子供を育てながらも、世界中でライブを行ってはいたし、ライブ盤のリリースもあったし、他のアーティ

    Interview Gretchen Parlato『Flor』-花というテーマに込めた美しさ、生、死、目覚め、女性としての自分|柳樂光隆
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    kiku72 2021/03/07
  • 柳樂光隆|note

    柳樂光隆 新譜のディスク・レビューのような感じで音楽に関するテキストを書きます。最低週1くらいのペースで更新していけたらと思っています。noteにインタビューを沢山公開した月は更新少ないかもなので、多めに見てもらえるとうれしいです。内容はたぶんジャズ多め。日の商業媒体ではジャズ周辺の情報がかなり少ないので、その代わりになるようなものにできたらとも思います。『Jazz The New Chapter』のレビュー&コラムの番外編的な感じでもあります。 ※商業媒体での参照・引用の際は必ず問い合わせください。

    柳樂光隆|note
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    kiku72 2021/03/07
  • 『AA 五十年後のアルバート・アイラー』に寄稿したこと:フリージャズ通ではない僕が起用されている理由|柳樂光隆

    こので柳樂は以下の2つの記事を担当しています。 ●アルバート・アイラー 主要ディスク・ガイド 柳樂光隆 細田成嗣 ▲鼎談 フリー・ジャズの再定義、あるいは個別の音楽に耳を傾けること 後藤雅洋 村井康司 柳樂光隆 取材・文=細田成嗣 註釈=山﨑香穂 「アルバート・アイラー 主要ディスク・ガイド」に関しては手が空いた時にInstagramでやっている”24時間で消えるディスクレビュー”として書いたものを転載したいと言われたので、少し修正して載せています。ディテールやデータを調べてまとめるのではなく、基的には聴いて感じたことを書いてます(※データに関しては編集のほうでチェック済み)。 「鼎談 フリー・ジャズの再定義、あるいは個別の音楽に耳を傾けること」は後藤雅洋、村井康司と3時間とか4時間とか話したものをまとめた5万字越えの鼎談です。 この鼎談のための資料として作っていった「アルバート・アイ

    『AA 五十年後のアルバート・アイラー』に寄稿したこと:フリージャズ通ではない僕が起用されている理由|柳樂光隆
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    kiku72 2021/02/23