コレクターズの日本武道館ライヴが3月13日に迫る中、ソロ・デビュー30周年を迎えたギタリスト、古市コータローのアルバム『Yesterday,Today and Tomorrow』が、3月30日にリリースされる。the LOW-ATUS(TOSHI-LOW、細美武士)が歌詞を提供し、息子の古市健太がドラムを叩くなど、トピックも多いが、何よりこのアルバムは、これまでのソロ・アルバム以上に古市コータローらしさが出ている。強いコンセプトがないぶん、強がりもダンディズムも、センシティヴな感情も孤独さも、同時に深い愛情も、すべてがこの1枚ににじみ出た印象。彼の歩んできた人生については、アルバムと同時に増補改訂版が発売となる自伝「お前のブルースを聴かせてくれ」(弊社刊)に詳しいが、それがすべて楽曲に落とし込まれた、そんな印象を受ける。そして同時に今の彼は、アルバムのタイトルのように、過去と現在、そして未
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