昨今、深刻化を極めているこどもの自殺。 小中高生の自殺者数はこの数年で高止まりの状況が続いており、2022年は514人と過去最多を更新、2023年も513人のこどもが自殺で亡くなりました。平均すれば、毎週10人のこどもが、追い込まれた末に自ら命を絶っている計算になります。「非常事態」はいまも続いています。 NPO法人ライフリンクは、こうした事態に少しでも歯止めをかけるために、こどもの自殺対策(生きる支援)の一環として、「かくれてしまえばいいのです」を運営しています。 こどもの自殺対策として、これまでにもさまざまな取り組みがなされてきた一方、従来の自殺対策や既存の支援の枠組みでは、アウトリーチできないこどもも少なくありません。 背景には、相談窓口がパンク状態でつながりづらい状況があったり、そもそも相談することに抵抗感があったりと、相談につながら(れ)ないこどもが一定数いることがあります。 誰
