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ブックマーク / note.com/lifelink (56)

  • きょう心にしみた言葉・2024年10月30日|NPO法人ライフリンク

    思い出せないんです。 ぼくも聞かれればね、つまり、自分がわかりもしない勉強をなんでする必要があるんだと。うちにいて、好きなを読んでりゃいいんじゃないかとかいろいろいってましたけど、何かそれだけじゃ全然ないんですね。 何か学校の雰囲気全体がすごくムッとするような感じで嫌だったんじゃないかと思うんだけど。 谷川俊太郎さんの言葉 「対談集 あなたが子どもだったころ」(河合隼雄・著 中公文庫) から臨床心理学、ユング心理学の第一人者の河合隼雄さんが、各界の著名人16人との対談をまとめた「対談集 あなたが子どもだったころ」(中公文庫) から、詩人で絵作家、脚家の谷川俊太郎さんの言葉を紹介しました。 谷川俊太郎さんは中学1年の時、東京から京都に疎開します。京都での学校生活は楽しいものではなかったようです。いじめっ子がいたり、国語の教科書を「東京弁」で読み上げると、「京都弁」の子どもたちから大笑い

    きょう心にしみた言葉・2024年10月30日|NPO法人ライフリンク
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    kiku72 2024/10/30
    “谷川俊太郎さんの言葉 「対談集 あなたが子どもだったころ」(河合隼雄・著 中公文庫) から”
  • きょう心にしみた言葉・2024年9月11日|NPO法人ライフリンク

    「死ぬんじゃねーぞ!」 なんて突然言われたら、びっくりするかもしれません。 まず、こののタイトルについて、ちょっと説明させてください。 これは、わたしがライブでつい叫んでしまう言葉なのです。 引っ込み思案で自信がなかった十代のころ、私が心の奥に閉じ込めていた密かな、確かな夢は、いつかステージに立ち、大好きな歌を歌うことでした。いまその夢が奇跡的に実現し、ステージの上で、歌と光とお客さんの心が重なったとき、いつもこう感じます。 ああ、生きててよかった。 あのとき死ななかったからこそ、こうして奇跡の瞬間に巡り会えた。 「死ぬんじゃねーぞ !!   いじめられている君はゼッタイ悪くない」(中川翔子・著 文藝春秋) タレントとして、歌手、女優、声優として、多方面で活躍する中川翔子さんの著書「死ぬんじゃねーぞ   いじめられている君はゼッタイ悪くない !!」(文藝春秋)から紹介しました。 中川翔子

    きょう心にしみた言葉・2024年9月11日|NPO法人ライフリンク
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    kiku72 2024/09/12
    “川翔子さんの著書「死ぬんじゃねーぞ  いじめられている君はゼッタイ悪くない !!」(文藝春秋)から紹介”
  • きょう心にしみた言葉・2024年8月21日|NPO法人ライフリンク

    思い切り甘やかしてください。 子育てに「しつけ」は必要ありません。 夢のような環境の中でほおっておけば、 自然に学ぶ力が備わっている子どもは、自らの力で学びます。 「校則をなくした中学校 たったひとつの校長ルール」(西郷孝彦・著 小学館)2010年から2020年まで東京都世田谷区立桜丘中学校で校長を務めた西郷孝彦さんの著書「校則をなくした中学校 たったひとつの校長ルール」から紹介しました。桜丘中学校は、まさに「奇跡」のような学校です。著書の冒頭から引用します。「桜丘中学校には、校則がありません。定期テストもなければ、宿題もありません。チャイムも鳴らなければ、教員が生徒に強い口調で叱ることもありません」「服装も自由、髪型も自由、おまけに授業中の昼寝も、廊下での勉強も自由。みんな自由に意見を言い合い、その議論で学校は変わり続けています」 西郷さんは「これは“奇跡”などではありません。どんな学校

    きょう心にしみた言葉・2024年8月21日|NPO法人ライフリンク
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    kiku72 2024/08/22
  • きょう心にしみた言葉・2024年8月15日|NPO法人ライフリンク

    彼らの小社会では、ノリながらやるのであれば、何でも許されるが、「みんなから浮いて」しまったら、何をやっても許されない。中学生たちはその場その場のみんなのノリをおそれ、かしこみ、うやまい、大騒ぎしながら生きている。 いじめで人が死んだり自殺したりしたときですら、生徒たちは「かっこいい」と拍手喝采したり、堂々と「遊んだだけだよ」と言うことがある。 彼らは「自分たちなり」の遊びとノリの秩序にしたがって、文字通り「おもしろい」からいじめている。 「いじめの構造 なぜ人が怪物になるのか」(内藤朝雄・著 講談社現代新書)いじめの研究の第一人者とも言われる明治大学文学部准教授、内藤朝雄さんの著書「いじめの構造 なぜ人が怪物になるのか」から紹介しました。 残念ながら学校現場からいじめはなくなりません。壮絶ないじめと学校の隠蔽や責任逃れが明らかになった「大津いじめ自殺事件」を機に2013年、いじめ防止対策推

    きょう心にしみた言葉・2024年8月15日|NPO法人ライフリンク
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    kiku72 2024/08/16
    “「いじめの構造 なぜ人が怪物になるのか」(内藤朝雄・著 講談社現代新書)”
  • きょう心にしみた言葉・2024年8月7日|NPO法人ライフリンク

    学校という空間は、閉鎖的な教室内で個人にキャラとしてふるまう空気をつくりだしたうえで、各キャラに対して独特の仕方でヒエラルキー構造を与えていく。そのヒエラルキーからは、学校空間にいつづけるかぎり逃れることはできないようだ。そこでは「強いキャラ」と「弱いキャラ」に強制的に分類され、「キャラ被(かぶ)り」した場合や、ダメキャラを与えられた場合は、「キャラチェン」「キャラ替え」をしなければ、「ちょうどよいぬくいところ」に行くことは難しい。それに失敗したものは「いじられキャラ」に落とし込められてしまう。 「ネットいじめ」(荻上チキ・著 PHP新書) 社会や教育文化の鋭い分析、批評で知られ、テレビのコメンテーターやラジオのパーソナリティとしても活躍する荻上チキさんの著書「ネットいじめ」から紹介しました。「ネットいじめ」が顕在化してきたのは2007年頃と言われています。荻上チキさんの著書「ネットいじ

    きょう心にしみた言葉・2024年8月7日|NPO法人ライフリンク
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    kiku72 2024/08/08
    “荻上チキさんの著書「ネットいじめ」から紹介しました。”
  • きょう心にしみた言葉・2024年7月17日|NPO法人ライフリンク

    いまの若者たちが気の毒だなと思うのは、自己責任論を深く刷り込まれ、それが内面化してしまっている点です。物事がうまくいかなかったり、十分な評価を得られないと、「自分が悪い。能力がなく、努力が足りないせいだ」と自分を責めてしまう。いまの若者たちは総じて自己肯定感が乏しく、自己評価も低いですけれども、それは幼い頃から単一の評価基準で査定され、格付けされ続けてきたからだと思います。 「生きづらさについて考える」(内田樹・著 毎日文庫)フランス文学者であり思想家であり武道家でもある内田樹さんの著書「生きづらさについて考える」から紹介しました。 大学で長く教えている内田樹さんは「いまの若者たちはほんとうに厳しく、生きづらい時代を生きていると思います」と指摘します。すでにひびの入った「金魚鉢」のような狭い世界のルールに縛られ、窒息しそうになっていると憂慮しているのです。 学生たちがよく使う「コミュ障」と

    きょう心にしみた言葉・2024年7月17日|NPO法人ライフリンク
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    kiku72 2024/07/18
    “内田樹さんは「いまの若者たちはほんとうに厳しく、生きづらい時代を生きていると思います」”
  • きょう心にしみた言葉・2024年6月12日|NPO法人ライフリンク

    私にとって一番大きかったのは、黙らないこと、話しはじめることの価値を知ったことでした。それまでは、もしも口にしてしまったら自分が溶けてしまって土に浸み込んで消えてしまうみたいに感じていました。 (中略) もう自分は閉じていません。小さな一歩であっても、とにかく歩き出すことができます。自分の身に起きたことを語る言葉を、私はもっています。他の人のために悲しみを感じることもできます。自分の身に起きたことを語る言葉を、私はもっています。他の人のために悲しみを感じることができます。視点をもったからです。そこから世界を見渡せるような視点を。 「心的外傷と回復【増補新版】」(ジュディス・L・ハーマン・著  中井久夫、阿部大樹・訳)ハーバード大学名誉教授のジュディス・L・ハーマンさんの著書「心的外傷と回復」は、1992年に刊行されました、米紙「ニューヨーク・タイムズ」が「フロイト以来、もっとも重要な精神医

    きょう心にしみた言葉・2024年6月12日|NPO法人ライフリンク
    kiku72
    kiku72 2024/06/14
    “「心的外傷と回復【増補新版】」(ジュディス・L・ハーマン・著  中井久夫、阿部大樹・訳)”
  • きょう心にしみた言葉・2024年6月5日|NPO法人ライフリンク

    人間はあらゆることにかかわらずーー困窮と死にもかかわらず、身体的心理的な病気の苦悩にもかかわらず、また強制収容所の運命の下にあったとしてもーー人生にイエスと言うことができるのです。 「それでも人生にイエスと言う」(V・E・フランクル 春秋社)アウシュヴィッツなどナチスの収容所で、死と隣り合わせの日々を生き抜いたオーストリアの精神科医、ヴィクトール・エミール・フランクル。著書「夜と霧」(みすず書房)は、戦後70余年たった今も世界で読み継がれ、多くの人に生きる力を与え続けている世界的・歴史的名著です。 「それでも人生にイエスと言う」は、フランクルがナチスの強制収容所から解放された翌年の1946年にウィーンの市民大学で行った三つの連続講演を収めたものです。 どんな人生にも意味がある。死ぬまでの一瞬一瞬すべてに意味がある。人生の意味は何なのかと探す必要などない。人生の方から意味を問いかけてくる。私

    きょう心にしみた言葉・2024年6月5日|NPO法人ライフリンク
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    kiku72 2024/06/05
    “「きょう心にしみた言葉」では、2022年10月24日号でもフランクルの著書「人間とは何か」を紹介しています。”
  • きょう心にしみた言葉・2024年5月22日|NPO法人ライフリンク

    暴力を振るう人間、搾取する人間によってだけ被害者は傷つけられるのではなく、「まわりのひと」のやったこと / やらなかったことによって傷は深くされる。つまり、共謀した人たち、被害者を責める人たちのやったこと、やらなかったことによって。社会のあり方から心的外傷が生じている以上、そこからの回復も、個人の問題(プライベート)ではありえない。個々のコミュニティにある不正義によって外傷が生じているなら、傷を治すためには、より大きなコミュニティから対策を引きだして、不正義を修復しなくてはならない。 「真実と修復 暴力被害者にとっての謝罪・補償・再発防止策」(阿部大樹・訳 みすず書房)著者のジュディス・L・ハーマンさんは、ハーバード大学名誉教授で長年にわたって心的外傷の研究を続けてきました。彼女の著書「心的外傷と回復」(みすず書房、邦訳1996年)は「フロイト以来最も重要な精神医学書」とも評されるトラウマ

    きょう心にしみた言葉・2024年5月22日|NPO法人ライフリンク
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    kiku72 2024/05/23
  • きょう心にしみた言葉・2024年5月15日|NPO法人ライフリンク

    日記を書くのは自分だ。そして日記を読むのも自分だ。「わかってもらおう」とする自分がいて、「わかろう」とする自分がいる。「伝えたい」自分がいて、それを「知りたい」自分がいる。そこが、日記のおもしろいところなんだ。 「さみしい夜にはペンを持て」(古賀史健・著 なら・絵 ポプラ社)「さみしい夜にはペンを持て」は、アドラー心理学の解説書として世界的ベストセラーになった「嫌われる勇気」の共著者、古賀史健さんが中学生向けに書いた物語です。舞台は「うみのなか中学校」。中学校でたったひとりのタコである「タコジロー」は、いじめを受けています。学校をサボったある日、公園で出会った「ヤドカリのおじさん」に勧められて日記をつけ始めます。そして、「書くこと」を通して自分自身を見つめていきます。 冒頭の言葉は、「ヤドカリのおじさん」が語ったものです。「ヤドカリのおじさん」は、日記を10日間つけることを勧めます。人は、

    きょう心にしみた言葉・2024年5月15日|NPO法人ライフリンク
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    kiku72 2024/05/16
  • きょう心にしみた言葉・2024年5月1日|NPO法人ライフリンク

    死ぬ以外にも抜け道や逃げ方は無数にある。「普通」と言われる生き方より、普通じゃない生き方に多くのバリエーションがあるように、「死」以外にも、このいかんともしがたい状況を打開できる一発逆転の秘策は無数にあるのだ。別に一発逆転しなくたっていい。ただ逃げ方や抜け道は、あなたが思っているよりもたくさんあることを覚えておいてほしい。 「すごい生き方」(雨宮処凛・著  サンクチュアリ出版)作家の雨宮処凛さんは、1975年に北海道で生まれました。アトピーが原因で激しいいじめを受けました。そこから、不登校、家出、リストカット、自殺未遂などを繰り返します。24歳の時、その壮絶な日々を描いた映画「新しい神様」が大きな反響を呼び、ベルリン映画祭など世界各国の映画祭に招待されました。25歳の時に出版した自伝「生き地獄天国」(太田出版)も多くの人に支持されました。その後も様々な活動を行いながら、生きづらさに苦しみ人

    きょう心にしみた言葉・2024年5月1日|NPO法人ライフリンク
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    kiku72 2024/05/02
    “生きづらさを逃れるための10箇条”
  • きょう心にしみた言葉・2024年4月17日|NPO法人ライフリンク

    うつ病から回復するのは、40段の階段があります。 一段登るのは、力を使うので苦しいのです。登ると少し楽になります。この階段を40段登りきると、屋上のドアにたどり着き急に視界が開けるでしょう。でも、それまで、つまり39段までは、真っ暗ななかを一段一段登っていかなければなりません。自分では毎回同じ苦しみに耐えているだけで、ちっとも良くなっていないかと思うかもしれませんが、傍から見ていると着実に一段一段登っています。 一気に治りたいと思うかもしれませんが、エレベータはありません。階段を登っていくしか回復する道はないのです。一回一回の波は、必ず通らなければならない苦しさなのです。近道はないのであきらめてください。しかし必ず一段一段登っていけます。いっしょに頑張りましょう。 「人はどうして死にたがるのか 『自殺したい』が『生きよう』に変わる瞬間」 (下園壮太・著 文芸社)著者の下園壮太さんは、防衛大

    きょう心にしみた言葉・2024年4月17日|NPO法人ライフリンク
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    kiku72 2024/04/19
    “人はどうして死にたがるのか 『自殺したい』が『生きよう』に変わる瞬間」 (下園壮太・著”
  • ライフリンク・メディア報道・「かくれてしまえばいいのです」③             |NPO法人ライフリンク

    3月29日の読売新聞は「かくれてしまえばいいのです」が公開から2週間で100万アクセスを超えたしたことを伝えました。3月30日には200万アクセスを超えています。 自殺防止に取り組むNPO法人ライフリンクが、人気絵作家ヨシタケシンスケさん(50)の協力で作った ウェブサイト「かくれてしまえばいいのです」 が注目を集めている。生きづらさを感じる若者たちに「隠れ家」を提供することが狙いで、今月1日の開設以来、すでに来訪者は100万人を大きく超えているという。 サイトは3月が自殺対策強化月間に当たることから、そのスタートに合わせて公開され、わずか2週間で来訪者100万人を突破した。ライフリンク代表の清水康之さん(52)は「春は学校や職場などの環境変化で、生きづらさを感じる人が増える季節。そうした人たちにとって、このサイトが“お守り”のような存在になってくれたらうれしい」と話している。 3月22

    ライフリンク・メディア報道・「かくれてしまえばいいのです」③             |NPO法人ライフリンク
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    kiku72 2024/04/05
  • 「かくれてしまえばいいのです」、公開1ヶ月で200万アクセス超えが示す可能性|NPO法人ライフリンク

    「生きるのがしんどい」と感じる人のためのWeb空間「かくれてしまえばいいのです」のアクセス数が、3月1日の公開から1ヶ月で200万を超えました。 3/1の公開から1ヶ月で、 「かくれてしまえばいいのです(かくれが)」 のアクセス数が、200万を超えました。 たくさんひとに届いている一方で それだけしんどい人気持ちを抱えてる人が多いということだよね。 みんなのかくれが😶‍🌫️しんどくなったらかくれにきてね。https://t.co/AJ7gybp8uM — かくれてしまえばいいのです (@kakurega_kkrg) March 30, 2024 何度か発信しているとおり、この数字は居場所を必要とする多くの人に届いていることを意味する一方、この社会の過酷な現実を映す数でもあります。 自殺対策強化月間である3月が明け、新年度の4月になっても多くの人が「かくれが」を訪れています。「かくれが」

    「かくれてしまえばいいのです」、公開1ヶ月で200万アクセス超えが示す可能性|NPO法人ライフリンク
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    kiku72 2024/04/03
    “この社会の過酷な現実を映す数でもあります。”
  • きょう心にしみた言葉・2024年2月27日|NPO法人 ライフリンク

    わたしは かわいそうじゃないよ ひとりでいるのも好きだから いいんだよ ムリしてみんなの輪の中に入ろうとしなくても よかったんだ! ひとりが好きでも みんなが好きでも いいんだね 絵「だいじょーぶのほん」(しーこ♪・著 石田製)絵「だいじょーぶのほん」を描いたのは、似顔絵作家「しーこ♪」として活動する川久保静華さんです。 川久保さんは、HSP(ハイリ―・センシティブ・パーソン)と呼ばれる感受性が非常に高く周囲の刺激に敏感な気質です。自身の経験などをもとに絵を作りました。NHKニュースが詳しく伝えています。 NHKニュースの中で、川久保さんはこう語っています。 「自分の気持ちを言うのが恥ずかしいって思っていたり、泣いたり怒ったりしたらダメだなとか 自分をダメってしばっている子に読んでもらって心をほどいてもらえたら」 川久保さんは、子どものころから繊細で自分を責めやすく、「怒ってはダメ

    きょう心にしみた言葉・2024年2月27日|NPO法人 ライフリンク
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    kiku72 2024/02/28
  • きょう心にしみた言葉・2024年2月19日|NPO法人ライフリンク

    では「素直」という英語には訳すことのできない「よい子」を示す言葉があるが、このような子どもはアメリカでは下手をすると「アグレッション」のなさすぎる悪い子に分類されるだろう。 日では競争は悪であるかごとく教えながら、受験競争にだけは勝ってほしいと言うのだから、子どもたちが歪んでいくのも無理はない。 「子どもと悪」(河合隼雄・著 岩波書店)臨床心理学、ユング心理学の第一人者の河合隼雄さんの著書は、大人たちがつくる「善悪」の基準が、子どもたちをどれほど苦しめているのかを様々な観点から論考しています。 例えば、アメリカで「アグレッシブ」という言葉は、子どもを評価する意味で使われることが多いのに、日では「攻撃的」と訳されて否定的な意味合いを持つことが多いと河合さんは指摘します。「競争」にしても、個性を競わせるのではなく、すべての子どもを一様に序列づけるシステムの中で、出来る限りに上をめざす競

    きょう心にしみた言葉・2024年2月19日|NPO法人ライフリンク
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    kiku72 2024/02/19
  • ライフリンク・メディア報道・2024年1月|NPO法人ライフリンク

    2023年の自殺者数の暫定値が、2024年1月26日に発表されました。昨年の確定値よりは少なかったものの、暫定値が精査されて確定値がまとまると、昨年を上回る可能性が指摘されています。清水康之代表が朝日新聞の取材にコメントしました。 「依然として年間自殺者数が2万人を超えている。1日平均約60人が自殺で亡くなっている計算で、極めて深刻だ。新型コロナウイルス感染症が5類に引き下げられ、表面的には社会がかつての日常を取り戻しつつあるように見えても、男性の自殺では事業不振や生活苦、負債など経済的な理由によるものが増加しているなど、コロナ禍の影響が続いている。 小中高生の自殺者数が500人を超える非常事態となっている。社会全体で危機感を共有し、子どもの命を守るための取り組みを緊急的に推し進める必要がある。 政府は昨年、「こどもの自殺対策緊急強化プラン」をまとめたが、そこに盛り込まれた多職種の専門家で

    ライフリンク・メディア報道・2024年1月|NPO法人ライフリンク
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    kiku72 2024/02/17
    “経済や生活の問題を理由とした男性の自殺が増えている”
  • きょう心にしみた言葉・2024年2月13日|NPO法人ライフリンク

    十一月八日、朝一度も目覚めずに1時間以上もぐっすり眠れた後はスッキリしている。昨日並べたべもの、コーヒー、飲みものときれいに眼前に迫る。大型ノートを出し、二冊読み午前の時間をあせらず過ごすことができる時は心おちつく。あわい光輝いて、まるで春日のように暖かい。この地で夏過ごし、蚊にさされたのは一度のみだ。 左のほほにニキビが出てきた。まだ若い。第二の青春なのだ。 「小山さんノート」(小山さんノートワークショップ編 編・エトセトラブックス)10年前、手書きのノートを大量に残し65歳で亡くなったホームレスの女性「小山さん」。彼女が達筆な字でびっしりと綴ったノートはA6サイズで約80冊。有志の女性たちが書き起こすと、A4版用紙に3段組みで659ページにもなりました。それを編集してにまとめたのが「小山さんノート」です。極貧の中、一緒に暮らした男性からの暴力に苦しみながらも、ノートを広げて自尊心を

    きょう心にしみた言葉・2024年2月13日|NPO法人ライフリンク
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    kiku72 2024/02/14
    “「小山さんノート」”
  • きょう心にしみた言葉・2024年2月5日|NPO法人ライフリンク

    自分らしくいようという選択は、自分自身の現実を受け入れ、自分自身に寄り添うよう努力しようと決心することです。たとえ自分自身もしくはほかの人の理想に応えることができなかったとしても。 「心がつながるのが怖い」(イルセ・サン・著 枇谷玲子・訳 ディスカバ―)イルセ・サンさんは、デンマークの心理療法士で、その著書は世界で広く読まれています。「心がつながるのが怖い」の副題は、「愛と自己防衛」です。人は誰でも傷つかないための「自己防衛」の戦略を持っています。しかし、「自己防衛」が過ぎると、生きづらさへとつながっていきます。 イルセ・サンさんは、このの「はじめに」でこう書いています。 「無用な鎧を脱いだありのままの姿で、今この瞬間に意識を向けることで、深く有意義な人間関係を築けると気づいたとき、私の胸は熱くなりました」 たとえ「無用な鎧」でわかっていても、それを脱ぐことはとても難しいことです。その脱

    きょう心にしみた言葉・2024年2月5日|NPO法人ライフリンク
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    kiku72 2024/02/06
  • 自殺問題・自殺対策、2024年の現在地 | NPO法人ライフリンク 清水康之|NPO法人ライフリンク

    2024年のいま、日の自殺問題は依然として深刻な状況にあります。そうした中で、自殺対策はこれまで以上に「試される状況」にあると思っています。 いきなりですが、一つ質問をさせてください。2023年12月、その1ヶ月の間に何人の人が自殺で亡くなったか、ご存知でしょうか。少しだけ時間を使って、想像してみてください。 警察庁「令和5年の月別自殺者数について(12月末の暫定値)」よりライフリンク作成ご覧のとおり、2023年12月の1ヶ月だけで、1548人(暫定値)もの人が自殺で亡くなっています。平均すれば1日に、実に50人近くの人が亡くなっている。こうした非常事態が、ずっと続いているのです。 そして、2023年の1年間で見れば、2万1818人(暫定値)という人の命が自殺によって失われています。 警察庁「令和5年の月別自殺者数について(12月末の暫定値)」よりライフリンク作成コロナ禍以前の年間自殺者

    自殺問題・自殺対策、2024年の現在地 | NPO法人ライフリンク 清水康之|NPO法人ライフリンク
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    kiku72 2024/02/01
    “2023年の1年間で見れば、2万1818人(暫定値)という人の命が自殺”