思い出せないんです。 ぼくも聞かれればね、つまり、自分がわかりもしない勉強をなんでする必要があるんだと。うちにいて、好きな本を読んでりゃいいんじゃないかとかいろいろいってましたけど、何かそれだけじゃ全然ないんですね。 何か学校の雰囲気全体がすごくムッとするような感じで嫌だったんじゃないかと思うんだけど。 谷川俊太郎さんの言葉 「対談集 あなたが子どもだったころ」(河合隼雄・著 中公文庫) から臨床心理学、ユング心理学の第一人者の河合隼雄さんが、各界の著名人16人との対談をまとめた「対談集 あなたが子どもだったころ」(中公文庫) から、詩人で絵本作家、脚本家の谷川俊太郎さんの言葉を紹介しました。 谷川俊太郎さんは中学1年の時、東京から京都に疎開します。京都での学校生活は楽しいものではなかったようです。いじめっ子がいたり、国語の教科書を「東京弁」で読み上げると、「京都弁」の子どもたちから大笑い