映画を「コンテンツ」と呼ぶな ─ 『グラディエーターⅡ』主演ポール・メスカル提言「汚らわしい言葉だ」 ©2024 PARAMOUNT PICTURES. 映画とは、さまざまな製作者や役者たちの汗と想いが込められた“作品”であるわけだが、いつからか、“コンテンツ”と呼ばれる機会が増えてきた。『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』で主演を務めるポール・メスカルが、この風潮に異を唱えている。 リドリー・スコット監督が24年ぶりに剣闘士たちの熱き戦いを蘇らせたこの続編で、メスカルは前作に登場したルッシラの息子、ルシウス役で主演。劇中では鬼気迫る凄まじい戦闘と熱いドラマを演じる。 16歳の頃から役者として活動し、『aftersun/アフターサン』(2022)ではアカデミー主演男優賞にもノミネートされた実力派のメスカルは、「ここ数年、映画が“コンテンツ”として語られていますよね」と米The Times