令和元年版高齢社会白書より。出典:2015年までは総務省「国勢調査」2018年は総務省「人口推計」、2020年以降は国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成29年推計)」(出生中位・死亡中位推計) この章では、直近で仕事のあり方にインパクトを与えうるテクノロジーがどう進化しつつあり、それが「日本の」労働市場が抱える各種課題(少子高齢化、低い労働生産性、安い賃金、増える非正規雇用…)とどう関係しているのか、というマクロの話を述べる。基本的な事実なので、この2行で内容をイメージできた人は、まるごと読み飛ばして構わない。 Digest 人工知能(AI)が人間を超える領域が拡大 ブロックチェーン技術が変える仕事の形 「RPA」等々による継続的なIT化 労働適性人口が減少、高齢化率は40年後まで世界一 「失われた20年」主要先進国で断トツの賃金停滞 先進各国は労働時間短縮しながら給料ア