2017年の1月9日で、AppleのiPhoneが発表から10年を迎えました。 10年前、スティーブ・ジョブスが聴衆に “Do you get it?” 「わかるかい?これは一つのデバイスなんだ」とにこやかに告げたとき、配信をみていた私の頭のなかでも何かがスパークして、画面にむかって声に出して「わかる!わかるぞ!」と叫んだのを覚えています。 実際には、本当の意味でそのときのインスピレーションの意味を私が「わかる」のはさらに数年後だったのですが、あの瞬間の興奮はいまも私とともにあります。 しかし、その一方で、iPhone が10年前に登場したときの重要性と、今の重要性はもちろん違います。10年前をご存知ない、いわゆるスマートフォン・ネイティブなかたに、ぜひこのあたりの空気感の違いを読み取っていただけると、次にやってくるものが想像しやすくなると思います。 この10年でiPhoneが担ってきたも