2019年8月9日のブックマーク (1件)

  • 東山彰良の『流』に一水四見を思う - 親鸞に学ぶ幸福論

    私たちはお互いわかってもらえず、わかりもせず、 一人一人が底知れなく寂しい人生旅路を行く孤独な旅人であることをお釈迦様は 『独生独死独去独来(どくしょうどくしどっこどくらい)』 “人間は独り生まれ、一人死ぬ存在であり、 皆どこからか独りでやってきて、どこかへ独りで去っていく” と説かれていることを先回のメルマガでお話ししました。 『独生独死独去独来』の話をすると、 「どうせわかり合えないのなら、お互い話し合ったり近づいたりしてわかり合おうとする努力は無駄なのか」 と質問される方が時々あります。 今日はこのことについてお話しいたします。 東山彰良の直木賞受賞作『流』という小説は、骨太の内容でした。 登場人物は台湾、日中国を舞台に、さまざまな歴史を背負って生きる民族、家族です。 文化も価値観も異なるがゆえに、お互いがお互いの悲しみがわからず、傷つけ合ってしまいます。 それら登場人物が大人に

    東山彰良の『流』に一水四見を思う - 親鸞に学ぶ幸福論