書店が地域に1店舗もない「書店ゼロ自治体」が増えている。出版取り次ぎ大手によると、香川を除く全国46都道府県で420の自治体・行政区にのぼり、全国の自治体・行政区(1896)の2割強を占める。「文化拠点の衰退」と危惧する声も強い。▼3面=かすむ存在感 トーハン(東京)の7月現在のまとめによると…
トランプ大統領を間に挟み、深くて暗い溝がアメリカ国内には存在している――そんなことを改めて知らしめたのが、バージニア州で起きた白人至上主義団体とそれに対抗する反対派との衝突だろう。 死者まで出すに至ったこの事件を受けて、大統領は「憎悪と分断はただちに終わらせなくてはならない」等のコメントを出してはいるものの、こうした対立の構図はそう簡単には変わらないだろう。 白人至上主義なんて時代遅れでとんでもない差別的な思想だ――これは現代のアメリカのみならず世界にとっての常識でもある。が、一方でこうした「政治的に正しい」言説の行き過ぎによって息苦しさを感じた人たちが、トランプ支持に回った、というのは従来からよく指摘されるところである。 アメリカの「リベラル」は日本のそれよりも「先進的」とも言えるし、日本人には過激にも見えるだろう。元財務官僚で昨年アメリカのハーバード・ロースクールを卒業した山口真由氏は
道路交通法違反(酒気帯び運転)で起訴された香川県三木町の男性職員(38)の公判で、町長や副町長、教育長を含め職員の4分の1にあたる約120人が、高松地裁に寛大な判決を求める嘆願書を提出する異例の展開になっている。 23日の論告で、検察側はこうした動きについて「驚きと強い違和感を感じる」と述べた。 職員は町上下水道課係長。起訴状などによると、職員は今年2月4日深夜、同僚を乗せて乗用車を運転中、信号待ちの車に追突。同僚らと飲食店をはしごした後で、呼気から基準値の3倍以上のアルコールが検出され現行犯逮捕された。 けが人はなかったが、高松地検は悪質として6月に在宅起訴。論告で、検察側は懲役8月を求刑し、弁護側は罰金50万円が相当と主張した。 地方公務員法では、執行猶予を含め禁錮刑以上が確定すると公務員は失職する。このため、同僚らが、失職を免れられる罰金刑を求めて嘆願書を作成し、署名を集めて地裁に提
民進党代表選(9月1日投開票)に立候補した前原誠司・元外相と枝野幸男・元官房長官は22日、日本記者クラブ主催の討論会に出席し、経済財政政策や原発政策、次期衆院選に向けた選挙協力のあり方などの争点について論戦を繰り広げた。 消費税率10%への引き上げについては、前原氏が「サービスを向上させるには財源がいると国民に訴える真摯(しんし)な姿勢が必要だ」と述べ、実施すべきだとの考えを示した。これに対し、枝野氏は「足元の経済状況を考えれば、到底引き上げられる状況にはない」と反論。消費税率10%への引き上げを決めた2012年の民主(現民進)、自民、公明の「3党合意」については「自民党は2度も引き上げを先送りしており、もはや破棄された状況だ」と語った。 また、30年代に原発稼働ゼロを目指す党の方針について、前原氏が踏襲する考えを示したのに対し、枝野氏は「政権を預かったら、できるだけ前倒しをしてやりたい」
地上戦を経験し、焦土と化した沖縄。たくましいオバァたちが、戦後復興を支えてきた。その沖縄が、今、再開発で変わりつつある。失われていく沖縄の風景、そして心、アイデンティティ。変わりゆく姿は、沖縄社会に軋轢を生んでいる。広がる格差、県内での対立。殺伐とする社会の中で、次の世代につないでゆくべき沖縄の姿とは。沖縄に関する多数の著書を執筆されている、作家の仲村清司氏に伺った。(取材・構成/増田穂) ——仲村さんはご両親が沖縄のご出身で、ご自身は大阪のお生まれですよね。現在は那覇にお住まいとのことですが、何がきっかけで沖縄に移住しようと思ったのですか。 僕は大阪の中でも此花区という、沖縄出身者や在日コリアンが多い地域で育ったんです。当時は学校に行けば4人に1人は被差別民族という環境でした。大阪は今でも同和政策がありますが、その頃も差別は多く、自然に部落の問題や自分のルーツである「沖縄」という存在に敏
デンマーク・コペンハーゲンの海岸で今月、切断された女性の胴体が打ち上げられる事件があり、地元警察は23日、遺体は今月10日に潜水艦を手作りした男性発明家を取材して失踪したスウェーデン人女性記者と特定したと発表した。殺人罪で起訴された発明家は、「事故だった」と起訴内容を否認している。 ロイター通信などによると、切断遺体で見つかったのはスウェーデン人フリージャーナリストのキム・ウォールさん(30)。8月10日夜、取材のためにデンマークの著名な発明家ピーター・マドセン被告(46)が自作した潜水艦に乗り込んだ後、行方不明になった。 21日に海岸で見つかった胴体は首と手足が切断されており、金属製の重しが着けられていたという。ウォールさんが失踪した翌朝、この潜水艦は沈没し、マドセン被告は海上から救助された。当局は潜水艦は人為的に沈められたとみており、引き揚げたところ、内部からはウォールさんの血痕が見つ
6月28日、あるスマートフォン向けアプリがネットの話題をさらった。「目の前のアイテムが一瞬でキャッシュ(現金)に変わる」というキャッチコピーで登場した「CASH」だ。 CASHは個人が所有する服やバッグをアプリで査定し、買い取るサービスだ。アプリで商品の写真を撮ると瞬時に査定額が表示され、ボタンを押すと売買に合意したこととなる。運営会社から即座に現金が振り込まれて、銀行口座やコンビニで受け取れる。 利用者は品物を2カ月以内に運営会社に送るか、気が変わったら15%の手数料を上乗せして返金することができる。この点で炎上した。「仕組みが質屋に酷似している」「巧妙に回避しているが、実質的には貸金業のようだ」などという批判や指摘が、ネット上で相次いだのだ。 翌29日の午前2時、28日午前10時に公開してからわずか16時間後、CASHは突然利用できなくなった。運営会社、バンク(東京都渋谷区)のウェブサ
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