中国・内モンゴル自治区方面から飛来する黄砂が、6日から7日にかけて全国の広い範囲で観測される可能性があるとして、気象庁は注意を呼びかけた。国内で観測されれば、今年初となる。 気象庁によると、6日午後に九州北部や山陰の一部に到達し、徐々に全国に拡大。7日未明から午前には、北海道から九州南部の広い範囲で観測されることが予想されている。 黄砂が飛来した地域は、洗濯物や屋外の車に砂が付着するなどの被害が出るほか、西日本を中心に比較的濃度が高い地域では、視界が悪化し、交通機関に影響が出ることもあるという。 中国・北京市には4日に黄砂が飛来、北京市気象台が今年初めて警報を発令していた。中国メディアによると、同市は2015年4月以降で最も深刻な砂ぼこりに見舞われたという。