メキシコ中部ハリスコ州トラケパケにある法医学研究所の外れで、身元不明の遺体を積載した2台のトレーラーから漂う悪臭のため、鼻を覆う女性(2018年9月20日撮影)。(c)AFP PHOTO / Ulises Ruiz 【9月22日 AFP】メキシコ西部ハリスコ(Jalisco)州の州都グアダラハラ(Guadalajara)で、遺体安置所が飽和状態となったために身元不明の遺体が冷凍トレーラーにのせられ、行く先々で異臭がすると住民から苦情を受けているニュースが報じられたことを受け、同国各地から今週、行方不明者の家族が集まっている。 メキシコは麻薬カルテル絡みの暴力事件が後を絶たず、3万6000人超が行方不明になっており、「失踪者」の家族は数か月、さらには数年にわたり、実りのない捜索を続けている。国内第2の都市グアダラハラは、国内有数の巨大麻薬組織「ハリスコ新世代(Jalisco New Gene