野口悠紀雄『話すだけで書ける究極の文章法 人工知能が助けてくれる!』(講談社)に驚いたことを伝えようと、この文章を書いているのだが、その前にちょっと聞いてほしい。 革命が起きたと大騒ぎになった。 ライターコミュニティでの話だ。 インタビュー記事を作るのはたいへんだ。 いろいろ苦労はあるが、そのうちのひとつは音声起こし。 インタビューで喋ったことをいったんすべて文字にする。 話者のニュアンスを再確認し、どう構成するかの基盤となる。 もちろんインタビュー原稿の作り方はひとそれぞれだが、音声起こしを丁寧にやる人は、完成原稿も丁寧だ。 だが、これが本当に面倒だ。 1時間の音声を起こすには、慣れてる人でも3時間ぐらい。慣れてなければ5時間ぐらいかかってしまう。 タイピングが速くても、喋りには追いつかない。 変換もある。誤変換もある。聞き取りにくい部分もある。 喋りは止まらないので、追いつかなくなると
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