県警が委託し「サイバー防犯ボランティア」として活動する島根大生5人が、県警本部を23日に訪れ、福田正信本部長らに昨年の活動を報告した。昨年は活動2年目で、2~4年生の17人が参加した。 学園祭や電器量販店でネット利用の注意を呼びかけたり、違法ダウンロードやフィッシングサイトなどについて学べる約25分のDVDに学生が出演したりしたほか、ネット上で5件の有害情報を見つけ、警察庁の委託先に通報したという。情報を学ぶ学科に属し、サイバー犯罪が気になって参加した総合理工学部3年の野村史啓(ふみひろ)さん(21)は「DVDへの出演で危機感を体験できた」と振り返った。 福田本部長は「ネットには悪い側面もあり、それを若い人に対処してもらえるのは意義深い」と期待を話した。(宮野拓也)