大阪市中央区の大阪南船場一郵便局に先月、上半身裸の男が押し入り現金を強奪、逃走中に通行人ら3人を刺して重軽傷を負わせた事件で、逮捕された住所不定、無職、南澤聡容疑者(43)が郵便局で「もっと出しなさいよ」「足りないわ」と脅したことについて、「長髪のカツラで変装したら思わず女性言葉になったが、無理があった」と供述していることが17日、わかった(特集「変な事件」)。 大阪地検は同日、強盗殺人未遂罪などで南澤容疑者を起訴した。 調べでは、南澤被告は所持金がなくなり、郵便局強盗を計画。「気合を入れるため」に缶ビール数本を飲んで準備したが、変装用の服がなかったため、近くの公園で服を脱いで下着姿になり、カツラなどを身につけたという。 南澤被告は、局内に押し入った際、最初の一言は「金を出せ」だったが、その後は「もっと出しなさいよ」「頸(けい)動脈を切るわよ」などと女性言葉で脅迫。口調の変化について南澤被