東日本大震災から、2年が経過しようとしている。歴史を振り返ってみると、大規模な災害は発生時からしばらくは誰もが覚えているが、時間経過につれて「違う世界のこと」になっていく。特に自分の周囲で大きな被害がなかった人にとってはそうかもしれない。しかし、東北の復興作業はまだ始まったばかりだ。 仙台に住む筆者の知人は元気に暮らしているが、いまだ地震が気になるというし、関東や東海地方での群発地震もあり、対岸の火事では決してない。個人ができる範囲での復興への協力として、消費をして経済を回すことや、ボランティアで東北へ行くことも一助になる。何かしらで復興に協力しているという人は多いだろうし、また地震や台風など、常に災害とともにある日本においては、常に頭の片隅に災害が発生したときのことを意識している人もいるだろう。 2013年4月からの都条例により 災害発生時の取り組みが都民と事業者に求められる 本記事の読