竹内 コミュニケーションやブランド畑を長年歩み続けている片山さんから見て、デジタルの登場はどういうものだったのか。具体的に何が、どう変わったのでしょうか? 片山 私は入社以来コミュニケーションに関する仕事をしています。私がやっていることは広く薄くで、『自社WEBサイト』、それに従来概念の『広告』、『広報』とそれに加えていわゆる『デジタル』といった4つの分野です。 デジタルの話になるといつも思うんです。「デジタルマーケティングって何ですか?」と。 皆さんもマーケティングといえば4P(プロダクト/プロモーション/プレイス/プライス)と習ったと思います。デジタルマーケティングという言葉は客寄せにはとてもいいけれど、あくまでもマーケティングの手法としてデジタルを使うということであり、すごいことのようにデジタルマーケティングを取り立てて切り出すことには、ほとんど意味がないと私は考えています。 ただ、