2011年10月29日、「中国富豪ランキング」を発表していることで名高い“胡潤研究院”<注1>が4大国有商業銀行の1つである“中国銀行”の“私人銀行(プライベートバンク)”部門と共同で、『2011年中国個人資産管理白書』を発表した。この白書は、2011年5~9月の5カ月間に全国の重点都市18カ所で「正味資産が1000万元(約1億2200万円)超の富豪」(以下「千万長者」)を対象に個別の対面調査を行い、980人から得た有効回答を分析した結果をまとめたものだ。その衝撃的な内容は中国国内で大きな波紋を巻き起こすと同時に海外メディアの注目を浴びた。ちなみに、これら980人の千万長者たちの平均資産は6000万元(約7億3200万円)以上で、平均年齢は42歳であった。 <注1>“胡潤”とは英国人のルバート・フージワーフ氏の中国名、同氏は「中国富豪ランキング」を最初に発表した人物。“胡潤研究院”は同氏が