朝から夕方まで再び檔案館。一日中見ていると、目、首、肩に相当な負担。 夜は学生たちと会食。こちらに来ている東大の学生、昔の北大の学生、そして今度来る学生たちなど。 時事通信が、尖閣に関する北京の外交部の檔案を新発見として報道。しかし、「対日和約中関於領土部分問題与主張提綱草案」(105-00090-05)というこのファイルは、たとえば、今年出版された高原明生・服部龍二編『日中関係史 1972-2012 Ⅰ政治』(東大出版会、2012年)の冒頭の論文の註記に紹介されているほどで、内容的にも既に知られたもの。中国側は、これが日本で知られていても、なお「いにしえより、中国固有の領土」と言っていたのである。とまれ、これが「新発見」ということになるのかどうか。。。 戦後の中国や台湾で「尖閣」という用語が使われていたこと、あるいは特に台湾に於いて尖閣を沖縄の一部だと見なしていたこと(最低でもアメリカの