中国の圧力「時間の無駄」=太陽光パネル問題―欧州委員 時事通信 5月29日(水)6時40分配信 【ブリュッセル時事】欧州連合(EU)欧州委員会のデフフト委員(通商担当)は28日、欧州議会に出席し、中国製の太陽光発電パネルにEUの反ダンピング(不当廉売)関税の暫定適用を検討している問題で、中国が適用回避に向けてEUに圧力をかけるのは「時間の無駄だ」と述べた。 EUはドイツや英国が課税に反対で、フランスやイタリアは賛成。中国は、李克強首相が訪独してメルケル首相に働き掛けたり、デフフト委員の出身国ベルギーの大手企業の不当廉売調査をちらつかせたりして、課税回避に躍起となっている。 同委員は、EU27加盟国の過半数に当たる15カ国が中国製パネルへの課税に反対を表明したと認めた上で、それでも「決定権は欧州委にある」と強調し、圧力に屈しない姿勢を印象付けた。 中国製パネルへの暫定課税は、欧州委が方