池内恵(いけうち さとし 東京大学准教授)が、中東情勢とイスラーム教やその思想について、日々少しずつ解説します。有用な情報源や、助けになる解説を見つけたらリンクを張って案内したり、これまでに書いてきた論文や著書の「さわり」の部分なども紹介したりしていきます。
池内恵(いけうち さとし 東京大学准教授)が、中東情勢とイスラーム教やその思想について、日々少しずつ解説します。有用な情報源や、助けになる解説を見つけたらリンクを張って案内したり、これまでに書いてきた論文や著書の「さわり」の部分なども紹介したりしていきます。
ここまで、2回の連載で述べてきたことをまとめてみよう。最初の連載で述べたのは、河野談話に至るまでの日本政府の対応には数多くの問題点が存在する、ということだった。日本政府の一連の対応を見る限り、この談話に至るまでの道筋は既に、1992年1月の段階でほぼ決まっており、また、同じ時期に韓国政府もまたそれまでの「慰安婦問題もまた日韓基本条約にて解決済み」と言う姿勢を変更して、何らかの形での補償を求める姿勢へと転じている。その意味において、調査結果が正しかったか否かを離れて、その後の調査は、既に大枠が決定していた解決策へ向けての、「つじつま合わせ」と言われても仕方がない部分を有していた。 そしてだからこそ、その結果として出された河野談話は当初から議論の対象となる運命にあった。この談話が議論の対象とならざるを得なかった理由は、これが最終的に出されたタイミングにもあった。河野談話が出されたのは1993年
■中国オタク「日本では大学行かなくても大丈夫なの?」■ 清華大学 Tsinghua University / Tagosaku 中国は今週末が「高考」、中国の大学入試センター試験となるので、受験生は青息吐息な状態になっているようです。 またこの時期は受験生でない人間も、将来の大学受験に不安になったり、自分の体験した大学受験の苦労を思い出して憂鬱な気分になったりしてしまうのだとか。それに高考が無くても、中国はこの時期は学年末になるので学生が多い中国オタクの面々に余裕が無くなってしまう時期ですね。 そんな中、中国のソッチ系のサイトでは現実逃避というか息抜きというかで「日本では大学に行かなくても大丈夫らしいのだが」といった話題が出ていました。そんな訳で今回はその辺りに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。 ■中国人オタクの議論 日本では大学行かなくても大丈夫なの
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