日本には「昭和」をテーマにした居酒屋があるが、中国でも昔懐かしいレストランが続々と登場している。そのターゲットは、消費の主役である、新世代「70后」や「80后」だ。彼らが青春時代を回顧する古き良き中国とは? 中国の小学校にタイムスリップ! ここ1年ほどのことだが、日本で言うところの「昭和レトロ」の中国版とも言えるレストランを各地で目にするようになった。それらの店がターゲットにしているのは、70年代生まれの70后(チーリンホウ)や80年代生まれの80后(パーリンホウ)。彼らの子供時代の雰囲気を再現したレストランをいくつか紹介しよう。 まずは、特にこだわりが強い上海の「希望小学堂」。上海を東西に分ける川「黄浦江」の西側(浦西)の旧市街にポツンと建てられた食堂だ。店内は昔ながらの小学校の教室が再現されており、再現度の高さに驚くこと請け合い。スマートフォンで写真を撮る中国人客も少なくない。