自称インディーズ作家 ヘリベマルヲの小説サイト。Kindle版、ePub版、紙本の購入はこちら。試し読みもできます。忌川さんの文学観の基準は「モンド」だってことに気づいた。彼はその観点からキュレーションしている。ちなみにおれのサイトのURLもモンドだ。意図して選んだ。 彼がGNRをイヤミスとして紹介しなければいけなかった理由もそこにある。モンドとしてどうか、という観点が彼のキュレーションにとって重要なのだ。 現在、日本語圏のインディーズ本の、発掘まで含めたキュレーションができるのは忌川さんただひとりだ。その怪物的なキュレーション能力の基準がモンドであることについて、おれたちはちょっと恐怖したほうがいい。 長い歳月をかけて価値ある文学を醸成するタイプの作家に、その資質とは真逆の助言を忌川さんがするとき、その言葉を真に受けてはならない。彼には一大モンド帝国を築く野望があるからだ。彼は万物