現在の仕事に対する満足度を見てみると、キャリアアップの機会や職業訓練、能力開発の在り方に対して不満を持つ者が多く、特に施設などでの介護職員にその傾向が強い。学びの機会を求める職員が多くいると言える。 介護人材を量的に確保することも大切だが、介護の質を保つために、能力の高い人材を必要とする分野に重点を置いていくことが求められている。 2025年には3,657万人に達すると言われる65歳以上の高齢者、75歳以上の高齢者は全人口の25%を超えると言われる。 このように高齢者自体の増加、認知症高齢者の増加、高齢者単独世帯の増加が見込まれることから、今後介護ニーズは更に多様化し複雑化することと思われる。 しかし、少子化の影響で15歳から64歳の生産年齢人口の減少が予想される一方で、2025年に最大でも約250万人を確保する必要があるこのバランスを、どうとるかが今後の大きな課題となる。 そういった中で