2017年12月3日のブックマーク (4件)

  • 新選組隊士一覧表、生き方と逝き方の不安と闘う、秋晴れの『世界の終り〜』 - ojos de perro azul:青い犬の目

    気がついたらもう霜月も後半である。 に関して、書いておきます。 歴史のなかの新選組 作者: 宮地正人 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2004/03/25 メディア: 単行 クリック: 1回 この商品を含むブログ (2件) を見る 巻末に掲載されている「浪士組・新徴組隊士出身別一覧表(文久三年現在)」に関する注釈として、著者は以下のことがらを書き記している。 幕末期と明治前半期は、近世と近代に截然と分けるよりは、共に巨大な時代の過渡期なのであり、そこに生きる人々にとっての同時代だったのである。 1860年代に20代・30代の青年・壮年であるならば、明治一桁代・10年代も彼らにとっての同時代であり続けていた。 1869年4月、最後の新選組隊長に相馬主計がなるが、彼は新島流刑後、豊岡県の官吏となり、1875年1月10日付の「日新真事誌」に、流されていた新島の椿油の商品化の可能性に関

    新選組隊士一覧表、生き方と逝き方の不安と闘う、秋晴れの『世界の終り〜』 - ojos de perro azul:青い犬の目
    kinoeri
    kinoeri 2017/12/03
  • 地方都市、アン・ブーリン、第三の性 - ojos de perro azul:青い犬の目

    日常生活の買い物をする時は、近所のお店で必要なものが買える。ほんの30分もあれば、スーパーや雑貨店やコンビニを回り、用事は済んでしまう。 でもこれは、誰にでも当てはまる普通のことではない。 私の先輩のある人は、地方都市に出張で行くと、必ずその地方の名士に会っていた。 またある先輩は、歴史上の人物の墓地に必ず行っていた。 私はというと、地方都市に行ったりすると、駅前のスーパーに行く。その土地のスーパーの野菜の値段や肉の値段や種類、魚の種類とかを見たりする。 スーパーに行くと、その都市の特徴が垣間見えたりするし、レジで地方特有の言葉遣いも直接聞くことができる。 でも、これはまだ地方都市といっても大きめの地方都市であって、さらにローカルな地方の駅に行くと、駅前には何もない、あっても小売のお店が少しあるくらいで、こういう町というか村の人たちは、車がないと生活できない。 私も地方都市になんどか住んだ

    地方都市、アン・ブーリン、第三の性 - ojos de perro azul:青い犬の目
    kinoeri
    kinoeri 2017/12/03
  • 左右対称でない、波や草木の如く - ojos de perro azul:青い犬の目

    ここ毎週、週末になると友達と飲みに行っていた。 私は誘われるとほぼ100%行くので、次回も誘われることが多く、そういう人が増えてくると、しょっちゅう飲んだりべに行ったりすることになる。 でも、人といることが苦にならないし、帰りたくなったらさっさと帰るので、自分の生活に支障があるわけではない。 以前、金融機関時代、飲みに行かない日は、ほとんどなかった。毎日、打ち上げや接待や打ち合わせや勉強会と銘打って、政治家みたいに毎日、飲んでいた。 新入社員の紹介文に、大統領のように働いて王様のように暮らしたいと書いていた人がいたのだが、それは大袈裟としても、そういう風に生きていけるなと思った。 今日は、一人で鳥貴族にでも行こうかと思ったのだが、止めて、セブンイレブンでべ物・飲み物をたくさん買って、トリキの代わりにした。 コンビニで好きなものを買うのは、結構好きである。しばらく行かないで久しぶりに行く

    左右対称でない、波や草木の如く - ojos de perro azul:青い犬の目
    kinoeri
    kinoeri 2017/12/03
  • 小説「記憶のたわむれ」⑦ 完結 - Blue あなたとわたしの本

    話は──終わったのだ。 なんと言えばいいのかわからなかった。右の手の甲で意味もなく口もとをこすっている自分に気づいた。膝の上に手のひらを戻した。藤堂さんは同じ姿勢のまま、動かなかった。 「つまり──」と声をひそめて僕はささやいた。「おばさんは、幽霊だった──」 「わからん」、藤堂さんは思いのほかすぐに答え、顔をあげた。ゆっくりと頭をふり、どこか自嘲気味に微笑わらった。 「いまでもわからんよ。おばちゃんにはしっかりした存在感があったし──なんといっても抱擁までしたんだからな。和服に染みついたお菓子の匂いまで嗅ぐことができた。温かな涙まで流してた。そんな幽霊っているか?」 藤堂さんはまた短く黙ったのち、つづけた。 「だけど──そうだったんだろうな。そうとしか考えられない。説明がつかない。正直──俺にはもうどうだっていいんだよ。幽霊だろうが、夢を見ていたんだろうが。俺はたしかにあの夜、おばちゃん

    小説「記憶のたわむれ」⑦ 完結 - Blue あなたとわたしの本
    kinoeri
    kinoeri 2017/12/03
    ラストで、藤堂さんの存在までがゆらぎ始めるとは思いませんでした。自分の人生でかかわって行く全てに意味を見つけたいような気持ちになりました。