気がついたらもう霜月も後半である。 本に関して、書いておきます。 歴史のなかの新選組 作者: 宮地正人 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2004/03/25 メディア: 単行本 クリック: 1回 この商品を含むブログ (2件) を見る 巻末に掲載されている「浪士組・新徴組隊士出身別一覧表(文久三年現在)」に関する注釈として、著者は以下のことがらを書き記している。 幕末期と明治前半期は、近世と近代に截然と分けるよりは、共に巨大な時代の過渡期なのであり、そこに生きる人々にとっての同時代だったのである。 1860年代に20代・30代の青年・壮年であるならば、明治一桁代・10年代も彼らにとっての同時代であり続けていた。 1869年4月、最後の新選組隊長に相馬主計がなるが、彼は新島流刑後、豊岡県の官吏となり、1875年1月10日付の「日新真事誌」に、流されていた新島の椿油の商品化の可能性に関