最近、米国NIHが研究費の過度の集中を防止する策を発表しました。 これは、一人の研究者が受ける研究費の額と、その成果は、ある一定レベルの研究費(70万ドル程度)をピークに落ちる、という研究成果などを受けて行われたものと思われます。 日本でも同様に、過度の集中を防止し、国立大学の運営費交付金を増加させ、それを基盤的研究費にあてるべき、という意見がかなりあるようです。 過度の集中を緩和し基盤的研究費の比率を増やすべき、という考え方には大賛成なのですが、それを国立大学への運営費交付金の増加によって行うという案については賛成できません。 運営費交付金によるのではなく、「安定した基盤的科学研究費」の仕組みを導入し、そこに集中的に予算を投入することによって、基盤的研究費の比率を増やすことがベストの方法であると考えます。 この仕組みの案についての詳細は「安定した基盤的研究費の導入を!」のトピック をご参