幸楽苑(本社・福島県郡山市)が一部店舗で看板商品「中華そば」の販売終了に踏み切った。290円(税抜き)という低価格が大きな魅力だったが、「材料費や光熱費、人件費が上がっており、この価格で続けていくことは難しくなった」と武田典久専務・管理本部長は話す。 同時に武田専務は「あくまで実験」と強調する。中華そばの販売を終えた店では、「醬油(しょうゆ)らーめん『司(つかさ)』」を売り出した。ダシと麺、スープにこだわった「究極のらーめん」とうたい、520円。 「司」の商品名は各地の店舗で異なるが、昨秋の岡山県を皮切りに埼玉県や京都府など5店舗で実施した実験を拡大したのが今回の動き、と武田専務は説明する。今月上旬に約80店舗で中華そばの販売を終えた後、他店舗にも拡大するかどうかは未定だ。 実験をした5店舗のうち、本拠… こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 こちらは有