往年の特撮映画を彷彿させるポスターは、大げさでもなんでもなかった!レキシと上原ひろみ。自由なマインドを持った音楽家同士が、がっぷり四つに組むこのツアーが発表されたのは、2014年8月の日本武道館初ワンマン終演後のことだった。音楽だけにとどまらず、笑いも感動もすべてを引っ括めたエンタテインメントとしてのレキシを見事に表現しきった武道館ワンマンの後だけに、この“レキシ 対 オシャレキシ”がどういうライヴになるのかもまったく想像できないでいた。しかし、ツアー最終日となった東京公演は、まさしく「レキシの新たなる1ページ」を刻んだ夜となった。 湾岸エリアに最近オープンした豊洲PITは、そのシンプルな造りからかライブハウスというよりも、大きな体育館のようにも見える。熾烈なチケット争奪戦を勝ち抜いた3,100人がフロアをぎっしりと埋め尽くし、ここでどんなスペクタクルが巻き起こるのかと熱い期待が会場中に充