全国で問題となっている磯焼け。海藻の群生地である藻場が消失し、岩肌が見えている状態です。長崎の海でも磯焼けは進行していて、漁獲量が減っている原因の1つになっています。 この磯焼けを、なんと、“ドッグフード”を作ることで解決しようという試みが始まっています。 いったいどんな試みなのでしょうか。 (NHK長崎/キャスター 柿本遥) 磯焼けに「待て!」 8月下旬、長崎市で、新しいドッグフードの販売会が行われました。 白身魚を原料に使ったドッグフードで、低脂質で栄養バランスがよく、さらにアレルギー性が低いという特徴があります。 販売会が開かれた2日間で、およそ30人の人が購入していきました。 このドッグフードを開発したのは、立命館大学で環境分野の研究をしている光斎翔貴(こうさい・しょうき)さんと、学生時代からの友人の戸田耕介さん。 2人は、磯焼け解決のために会社を立ち上げました。戸田さんが、水産関