ロールズの正義論に関する簡単なまとめ。学生時代に書いたものだから、内容が間違ってるかもしれないけどとりあえずエントリを作成。底本は法哲学 (有斐閣アルマ)のp10-21およびp116-176。 ロールズの正義論はそれまでの正義論議と一線を画していた。1970年代初頭まで、社会科学における価値の議論は、倫理的概念の分析や価値判断の正当化の構造の追及といったメタ倫理学と、価値相対主義の台頭により、そもそも社会科学が実質的な価値判断を行なえるのかという疑問があった。社会科学が真偽を問えるのはあくまで経験的なものと論理的なものに限られており、正義のような社会的価値を社会科学の学問の下で語ることはできない、というのが当時の趨勢だった。 ロールズの正義論は、社会契約説を元に、自由で平等な道徳的人格が自分たちの社会の基本構造を規定する根本ルールを合意の上で選択する、という建設的ビジョンを、さまざまな理論
本書は「経済学方法論フォーラム」の共同メンバーでもある只腰さんが12年前に公刊されたスミス研究書である。スミスの道徳哲学(社会科学)研究の方法上の特質を、彼の学問論・知識論に着目しつつ――とりわけニュートンの天文学とロックの認識論との関連を重視しつつ――明らかにしようとしている。駆け出しの頃に斜め読みしたが、このたびじっくりと腰をすえて読み直す機会を得た。 本書が想定している読み手は、『道徳感情論』および『国富論』に関して一定レベル以上の知識を有しているような読み手である。その意味で本書は紛れもない専門書なのだが、数多あるスミス研究書とは一味も二味も違っている。文体は簡潔かつ平易であり、論の進め方も丁寧かつ着実である。重要ポイントは繰り返し論じられるため、読み手の頭の中に無理なく入ってくる。いい意味で入門書・啓蒙書の香りを放っている。 18世紀におけるニュートン受容の多様性を論じた第2章は
第一人者の手によるJ・S・ミルの生涯と思想(特に経済思想)についての平易な解説書である。ミル思想の解説書は数多く出版されているが、『経済学原理』に十分なページを割いたものは案外少なく、この点において本書の価値は公刊から30年近い歳月を経てもほとんど減じていない。文章は読みやすく、衒学趣味にまったく走っていない。論理も明快である。 リカードウおよびマルクスとの関係で語られがちなミルの経済思想だが、本書はスミスおよびマルサスとの関係に関する叙述が充実しており、後者2人を専門としている僕にとって、たいへんありがたいものであった。多くの新しい発見があった。ウェークフィールドの経済学史上の位置なんてまったく知らなかった。スミスの「余剰はけ口説」の再評価した人物だったとはね(pp.23-5)。 著者はミル思想の現代的意義を次のように説いている。 ミルがかえりみられるべき現代の問題として、私はつぎの三つ
体系的な知識や技術を身につけたいと思っています。たとえばプログラミングに関していえば、これまでたまたま興味を抱いたところをつまみ食いしていて、小手先の技術が少しは身についたものの、もうちょっとなにか深いことをやろうとしても、それだけではなかなか難しい。とはいえ、教育機関のようなところでやり直すわけにもいきませんし、かといって、なにかをただ作ったりしているうちにいつの間にか体系的な知識や技術が身につくというのも、そういうひともいるかもしれませんが、あまり考えられないことです。ではどうすればいいか……?と考えていたのですが、先日ちょっと思いついたので、とりあえずまずは実践してみたいと思いました。 というのはつまり、学習したいと考えている、なにかそれなりに大きな規模の分野について、自分で本を書くつもりで、あるいは、こういう本があったら体系的な知識を得られるだろうなあという本の目次を自分なりに書き
Bip-hop.com is no longer available here. Please visit pandemoniumrecords.com/bip-hop instead. Bip-Hop is Not Hip-Hop Bip-Hop is such a new form of music that it has not become super popular as yet and often gets mixed up with Hip-Hop. When doing a search on the internet for this genre, the results will often bring up Hip-Hop. The Creation of Bip-Hop According to the information on the web, this ty
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