超党派の保守系議員による「日本会議国会議員懇談会」の皇室制度プロジェクトチーム(PT)の鬼木誠事務局長は29日、今秋にも安定的な皇位継承に関する提言案をまとめる意向を示した。国会内でのPT会合後、記者団に「野党は女性宮家創設の方向で考えているようなので、対案を作りたい」と述べた。 PTは、女性皇族が結婚後も皇室にとどまる「女性宮家」の創設は女系天皇につながるとして反対の立場を取る。 政府は安定的な皇位継承策について、国会の要請を踏まえ、10月に行う天皇即位の中心儀式「即位礼正殿の儀」を終えた秋以降に検討を進める方針だ。