けがの原因の大半は家具の転倒・落下 阪神・淡路大震災時に、建物の中でけがをした人の約半数(46%)は家具の転倒、落下が原因だったという調査結果があります。これにガラスの飛散によってけがを負った人(29%)を加えると、実に4分の3の人たちが家具やガラスで被害を受けたことになります。つまり、家具をしっかりと留めて、ガラスの飛散防止対策を施せば、震災時にほとんどの人はけがをしなくて済むのです。 二つの対策をすぐにも徹底すべきなのですが、実際には一般家庭で、家具の転倒やガラスの飛散の防止対策はまだまだ進んでいないのが実情です。なぜでしょう? 答えは明らかで、その二つの対策に対する知識や情報の不十分さが最大の原因であり、さらに、対策を講じるのに掛かる費用や手間も大きな障害になっています。だとすれば、二つの大きな阻害要因を取り除ければ、家具の転倒とガラスの飛散の防止対策は飛躍的に進むはずです。こうした
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