好きだった給食によく挙げられるミルメークだが、私が通っていた小学校ではどれも出たことがない “夢のメニュー” だ。給食の牛乳に混ぜて飲むとコーヒー牛乳味になるので、牛乳嫌いの子にも人気だったと聞く。 その味を知ることは一生できないだろうと思っていたのだが、先日訪れたダイソーで初めて、ミルメークに遭遇。秒でカゴに入れた。45歳にしてついに、初ミルメークを堪能することができたので聞いてほしい。 彼の姿は、初手から想像と違った。私の脳内のミルメークは、コーヒーフレッシュみたい小さなプラスチック容器に入った濃い茶色の液体だ。でもダイソーにいた本物のミルメークは薄くて軽い。これはもしかして……粉!? パッケージを開けて中身を出してみると…… この袋、振るとサラサラいう。 果たしてその通り、ミルメークは粉だった。コーヒー味の袋をあけてみると、粒がけっこうデカい。匂いをかぐと焙煎した麦芽のような香り。麦