米半導体企業Freescale Semiconductorは3月2日、安価な電子書籍リーダーを実現できる新プロセッサを発表した。 同社のアプリケーションプロセッサ「i.MX508」は、800MHzのARMコアを基盤とするSoC(システム・オン・チップ)。同社の従来プロセッサと比べるとレンダリングが2倍高速で、最高で2048×1536ピクセルの最新電子ペーパーパネルをサポートする。 またE Inkのディスプレイコントローラーを組み込んでパーツ数を減らしたことで、コントローラーが統合されていないシステムと比べてコストが50%抑えられるとしている。プロセッサと周辺機器を使わないときにオフにする特別なモードも導入し、消費電力を抑えているという。 i.MX508は2010年第3四半期初めにサンプル出荷を開始する予定。大量に発注すれば単価は10ドルを切る。Freescaleは、このプロセッサにより、電