2010年12月18日 「筋骨格」で走るロボットは、人間のように走り転ぶ 東京大学およびMITで研究している新山龍馬氏は、人間のように走り――そして転ぶ――ロボットを製作した。 関節部分の角度を変化させて脚を常に安定的に前に進める従来の歩行ロボットとは異なり、新山氏のロボットは人工筋肉を採用しており、動釣り合いによって進む仕組みだ。 ランニング・パンツさえ身に着けた『Athlete』(アスリート)という名前のこのロボットは―新山氏が多くの労力を費やしたのは、ロボットの構造の方であって、名前ではなかったようだ―、臀部からハムストリング筋まで、人間の太股部分を模倣した7セットの人工筋肉を持っている。下肢部分は、足やくるぶしなどの複雑な部分はなく、ブレードでできている。 非常によく機能するこれらのブレードは、人間のアスリートが使用している義足に似ている。例えば、健常者のスプリンターと同じぐ