韓国サムスン電子は、2日夜に行われたアカデミー賞授賞式の休憩時間に流される宣伝に推定2000万ドル(20億3000万円)近くを投じた。しかし、授賞式の間の司会者エレン・デジェネレスさんによる宣伝効果の方がはるかに大きかったかもしれない。 デジェネレスさんは授賞式の放送中にサムスン製の白いスマートフォンを出し、俳優のブラッドレイ・クーパーさんに手渡すと、彼はブラッド・ピットさん、メリル・ストリープさん、ケビン・スペイシーさん、それにジェニファー・ローレンスさんらとの「セルフィー(自分撮り)」を楽しんだ。 これは自然発生的なものに見えるかもしれないが、必ずしもそうではない。関係筋によると、ABC放送の授賞式中継のスポンサーとして、サムスンと広告代理店のスターコム・メディアバストは、サムスンのスマホ「ギャラクシー」を授賞式に溶け込ませることを決めた。 サムスンは放送で使えるように自社のスマ