◇テニス BNPパリバ・オープン第4日(12日・米カリフォルニア州インディアンウェルズ) 女子シングルス2回戦で、大坂なおみ(フリー)が試合中に泣き出してしまう一幕があった。世界ランキング24位で第21シード、ベロニカ・クデルメトワ(ロシア)と対戦。第1セット立ち上がりのサービスゲームを落とすと、第2ゲーム開始前に会場内の観客から「なおみ、最低!」と心無い罵声が飛んだ。大坂は主審に歩み寄り、何かを訴えたが認められず、試合は続行。0―2とされ、第3ゲームでサーブを打つ前に泣き出してしまった。 第3ゲームもブレイクされ、0―3となった際の休憩中、主審が大会関係者を呼んで大坂と話す時間を設けた。大坂は涙をぬぐい、コートに戻ったが本調子とはほど遠く、第1セットを0―6で落として第2セットに入った。 世界ランキングが78位まで下がった大坂は1月の全豪オープン敗退後に休養をとり、今大会が約1か月半ぶり