本田圭佑、32歳。サッカー選手、監督、経営者、投資家――いくつもの顔を持つ。今、何を目指し、どう日々を過ごして、どんな未来を思い描いているのだろうか。オーストラリア・メルボルンで、胸中を聞いた。(インタビュー:古田清悟/構成・文:Yahoo!ニュース 特集編集部/撮影:岡本隆史) 「32年生きてきて、何かを変えられたかといえば、何もやってない。ようやく何かを変える切符を、サッカー人生を通じて手にしたと僕は思ってるんです。サッカーに感謝しないといけない。サッカーで頂点を目指して、その結果、世界を変えたいと思って。引退間近になって、切符を手にすることができた。一番のプレゼントをもらえたという感覚でいます」 2019年5月現在、オーストラリアA リーグのメルボルン・ビクトリーFCでプレーしながら、カンボジア代表を実質的監督兼GMとして率いている。国内外で約70校のサッカースクールを展開し、世界各