候補作一覧 『あしたの名医 伊豆中周産期センター』藤ノ木優(新潮文庫) 『小戸森さんちはこの坂道の上』櫻いいよ(角川文庫) 『とわの文様』永井紗耶子(角川文庫) 『波の鼓動と風の歌』佐藤さくら(集英社文庫) 『シュレーディンガーの少女』松崎有理(創元SF文庫) 『世界でいちばん透きとおった物語』杉井光(新潮文庫nex) *以上、6作が候補作となりましたが、予備選考の段階で、強烈な超能力を持つ少女の呪いによって、地球全土が危機に瀕しているという設定の四つの連作中編からなる、谷口裕貴『アナベル・アノマリー』(徳間文庫)に関して、「とにかくアイデア満載で濃厚」「見たことがない悪夢のような光景が次々に展開する圧倒的な読書体験でした!」「『シュレーディンガー』を推すか、こちらを推すかで悩みに悩んだ」という声があがったことを付記しておきます。 ●さぁ、今年も勝手に大賞を決めていくぞ! 浜本 それでは、