タグ

ブックマーク / gitanez.seesaa.net (12)

  • ねぇ、自分でちゃんと使ってみた?: DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 いやー、久しぶりにいくつかのケータイの最新機種をちょっと評価するために触ってみたけど、予想以上にひどい状況でした。 特にタッチパネルのついた機種はひどかったですね。使いにくいどころか、使えない機能がある機種もちらほら。 まさに、料理は運ばれてきたけど、「あのー、箸はないんですか?」という感じで、機能は目の前に提示されてるけど、肝心の操作方法がない。仕方なく隠れている通常のボタンを出して、これまで通りの操作をするという具合。 それって売っていいんでしょうか?と思うものもありました。どこのどの機種とはいいませんが。 そこで思うのは、これって売りだす前に実際に誰か使ってみたりしてるんでしょうか?ということ。 それくらい、専門家評価(例えば、ヒューリスティック評価)以前のユーザビリ

  • なぜ、KJ法は失敗するのか?:DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 フィールドワークなどの調査で集めた質的情報を、俯瞰的視点と細部に踏み込んだ視点の両方を用いて包括的に分析し、分析結果をメンバー間でしっかり共有しておけるかが重要になります。 ある事実を観察したとしても、 事実を特定の視点による特定の角度からしか観察できないすべてを観察することができず一部のみしか観察できない観察者の意思が働いて、観察結果に事実そのままではない強弱ができてしまう観察者それぞれで異なる見方をしてしまうので、おなじ事実をみても観察者によって解釈が異なる ということが起こるので、観察した結果を、調査後、再度メンバー全員での分析作業により、上記の問題を補う必要があります。 多くの調査がこの分析作業を重視しないので、多くの事実が抜け落ちてしまったり、ゆがめられて解釈され

  • 特急列車はなぜ早いか?(その仕事はなぜ遅いか?): DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 特急列車はなぜ普通列車より早いのか? 途中停車駅がすくないから。ですよね。 では、なぜ途中停車駅がすくないのか? それは早く進むために、そう決めたから。ですよね。 じゃあ、なぜ君たちの仕事は遅いのか? 各駅停車の仕事仕事が遅々として進まない。それなりに能力がある人が集まっていても、そういうことはよくあります。 それって、まさに各駅停車状態になってるからじゃないでしょうか? すこし進んだと思ったら停車して、計画を見直したり、やり方を調整したり。途中で誰かが「これって何だっけ?」と質問してくるのに答えたら、別の人が「えっ、それってこうだと思ってた」なんてことになって、1から認識あわせをしなおすことになったり。 結局、一直線にゴールに向かってひた走れれば、それほど時間がかかるわけ

  • アウトプットができない人がまずやるべき3つのこと: DESIGN IT! w/LOVE

    これも立派な意見だと思うんですが。 さて、問題は、自分の意見がない場合だ。そういう場合も当然意見が少なくなる。自分はどちらかというとこちら側にあてはまるかもしれない。おそらく何を考えればいいのかがぶれてしまうのだ。 意見をいわなくてはいけないとか、むずかしく考えすぎてるんじゃないでしょうか? そりゃ、時が来れば自分の意見を求められる場面もあると思いますけど、アウトプットを増やさなくてはいけないのは、そんなタイミングじゃないんですね。もっと前、ずっと前の段階です。自分の意見を言わなきゃなんていう最後のタイミングのことばかり考えちゃうから間違うんですね。 むしろ、アウトプットができない人がまずやるべきなのは、相手が話しているあいだの自分のインプットを増やすことだと思います。 ようは次の3つ。 オウム返しをする質問をする相手の話の良いところをほめる ここでいう相手は、あなたに何か課題をあたえる人

  • 苦手だと認識したら克服する努力をしてみる:DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 基的には、得意なものを伸ばすほうに力を入れたほうがいいと考えてますが、それでも、自分はこれは苦手、でも、それができたほうがいいよなと認識した場合には、それを克服する努力はしたほうがよいと思っています。 身に着けるスキルはT字型にざっくりというと、身に着けているスキルは、こんな風なT字型に自分の得意分野は深く、さらにできるだけ幅広さをもったスキルを身に着けておくと何かと都合がよいはずです。 T字型にスキルを身に着けると、主にこんな都合のよさがあるでしょう。 自分でできることが広がる他人に頼む場合でも話が早い他人が何をやってるか理解しやすくなるので、自分が何をしなきゃいけないか判断しやすい 苦手なことって、なかなかやる気がしないとは思います。でも、苦手と思っていることのほとん

  • 冬休みの読書におすすめする16冊の本: DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 今年もあとすこしですね。今年もいろんな楽しいに出会えて幸せです。その中から何冊かをご紹介。冬休みの読書選びの参考にでもしていただければ。おそらくここで紹介するは、他のブログのおすすめとはかぶらないでしょうし。 では、さっそく。 (文中の書籍名にあるリンクはそれぞれブログでの書評へのリンクです) 古代社会の構想力最初に紹介するのは、上田篤さんの『庭と日人』、土橋寛さんの『日語に探る古代信仰―フェティシズムから神道まで』、そして、白川静さんの『漢字―生い立ちとその背景』と『初期万葉論』の4冊。この4冊に共通するのが、古代の祭祀社会におけるマナイズム、言霊や甲骨文、古代歌謡に託した呪的力の考察を通じて、現代の演繹的発想が力をもつ確実性の世界とは異質な、不確実性に彩ら

  • Fw:本当に考えたの?(それは「考えた」と言わない。):DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 「頭の中にあることを瞬間的に出せる訓練をしないとコンセプトもへったくれもない」でアウトプットを積み重ねることの大事さを書きましたが、森博嗣さんがまさにドンピシャなことを書いておられたのを知ったのでここで転送(元ネタはschtarkさんのブックマークより)。 学生に「考えてきたか?」と尋ねると、「考えましたが、ちょっと良い案を思いつかなくて」と言う。「じゃあ、悪い案を幾つか見せなさい」と言うと、きょとんとした顔で、「いえ、悪い案も思いついていません」と言う。「考えましたが、まだ、ちょっとまとまらなくて」と言うから、「では、まとまらないものを見せて下さい」と言っても、たいてい見せてもらえない。 こういうのは、僕の場合「考えた」とはいわないのである。 「いろいろ考えてはいるんです

  • 語彙が少ないと仕事の能率もわるい?:DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 1つ前の「頭の中にあることを瞬間的に出せる訓練をしないとコンセプトもへったくれもない」に続いて、原研哉さんと阿部雅世さんによる対談集『なぜデザインなのか。』より。 今回は、さすが情報のデザイン、コミュニケーションのデザインを仕事にしている原さんならでは、というところをご紹介。 ある企業で聞いた話ですが、工場で働いている人たちの仕事の能率があまりに悪いので、試しに国語のテストをしたら、びっくりするくらい語彙が少なく、成績がよくなかったそうです。たしかに「うぜーな。うぜーよ。メシいこうぜ。マジっすか?」くらいの言葉で済んでしまう世界がある。(中略)それはマズいと思って、その企業は国語教育を始めたんだそうです。それで、彼らが国語が少し面白いと思い始めたあたりから、俄然仕事の効率が

  • 頭の中にあることを瞬間的に出せる訓練をしないとコンセプトもへったくれもない:DESIGN IT! w/LOVE

    と言い切ってるところが痛快です。 殻に閉じこもって内側にイメージをずーっと溜めている、それが普通の人原さんがクロッキーの訓練をはじめたのは美大を卒業して会社に入って働き始めてから数年経った20代後半だったそうです。もちろん、美大でデッサンの訓練は積んでいて「フォルムを見る目の訓練」「ちゃんと精密にものを見て、再現する技術」はそこそこにあったと言っています。 それでも「それだけじゃアイディアをぱっと表出できない」と原さんは言います。 心の内と外側の世界は、案外簡単には行き来できないんです。殻に閉じこもって、自分の内側にイメージというものをずーっと溜めている、それが普通の人なんです。 対談者の阿部さんはこの話を聞いて「技術だけではなく、外に出せないと意味がないと」と応じていますが、まさに「外に出せないと意味がない」と思います。それもスピーディーに出せないといけない瞬間が仕事をしていればいくらで

  • 速度を速めるとゆっくりできる:DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 あっ、なんかちょっと気がついちゃったかも。 きっと速度を早めるとゆっくりできるんですよ。 何の速度を早めるかって? そりゃ、決まってます。アウトプットの速度をですよ。 これまでも以下のように、アウトプットの速度、効率的な思考や情報収集、スピードアップの秘訣について考えたエントリーをアップしてきました。 間違えを恐れるあまり思考のアウトプット速度を遅くしていませんか?小さなアウトプットの蓄積で完成形を生み出すための5つのプラクティススピードを上げたいなら速度を上げるんじゃなくてスタートを早めることスタートを早めるためには、意図的に過去の経験の蓄積を増やさなくてはいけない普段から効率よく答えを見つけられるようになる方法効率よく情報収集をするために必要な5つの行動 とにかくアウト

  • 自分をつくる:其の1.うまく時間管理を行い複数の案件をつつがなくこなせるようになる:DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 ここしばらく「自分の仕事をつくる」ということに関しては、いろいろと書いていますが、結局のところ、「自分の仕事をつくる」ためには「自分をつくる」ことが必要なのだと思います。 自分自身のあり方、スペックをうまくデザインできなければ、自分がやりたいと思っている仕事だったり、自分でこれは!と思えるような仕事だったりをできるようにはならないと思うからです。 どうしたら数多く抱える仕事を、中途半端にならずに進められるか「自分をつくる」という意味では、例えば、求められる仕事を限られた時間、リソースの範囲でやりきる能力を高めるというのもその1つでしょう。 ここでいう「求められる仕事」というのは単に他人から「与えられた仕事」のことのみを指すのではなく、自分から積極的に何が自分に求められている

  • 「自分の仕事をつくる」をつくるための5つの実践:DESIGN IT! w/LOVE

    不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 西村佳哲さんの『自分の仕事をつくる』を読んだことをきっかけに、「デザインとこれからの時代の経営課題についての一考察」や「丁寧に時間と心がかけられた仕事をするためのワークスタイル」では、創造性を高める仕事の仕方についていろいろと考えてきました。 そんなことを考えながら普段仕事をしていて感じるのは、とにかく常に自分の外側を(企業単位なら会社の外側を)意識して、外へ外へと踏み出す試みを日々行っていなければ、自分の仕事をデザインし、つくりあげることもできないし、もちろん、その成果をデザインし生み出すこともできないなということです。 ようするに、「自分の仕事をつくる」をつくるためには、以下のような5つの実践が必要なのだろう、と考えています。 常に外部を意識し、異質なものと積極的に関わ

  • 1