北京五輪を取材するために必要なプレスパスは、IOC(国際オリンピック委員会)が発行したものと、中国政府が発行したものの2種類がある。IOCのパスには、活字メディア用と放送権者用(放送メディア用)があり、IOCが各国に割り当てた後、JOC(日本オリンピック委員会)が新聞社、雑誌社に配分する。放送権者用パスは支払った放映権料に応じて、IOCが直接放送局にプレスパスを発行する。日本ではNHKと民放でつくるジャパンコンソーシアムという組織が共同で放映権を獲得し、各局共同で取材チームを組む。その上で、中継競技を割り振り、撮影素材を局ごとに加工して日本で放映する流れとなっている。 今回の北京五輪取材のため、日本に対して発行されたIOCパスは新聞・雑誌などの活字メディア用と放送権者用、それぞれ約350枚程度だと予測されているが、その配分方法はどうなっているのだろうか? 「活字メディアの場合、どの社に何枚