地方都市から東大に進学した人の書いた、地域に大学がなくて大学生を見かけることもなくて親族や友人に大学生・大卒がいないと、そもそも「大学に行く」というイメージが持てない、という記事↓ 「底辺校」出身の田舎者が、東大に入って絶望した理由(阿部 幸大) | 現代ビジネス | 講談社(1/4) が話題になったのを少し前に見て、ああそれは実感としてなんかわかるという気がした。 自分の場合は大学というより「会社」とか「サラリーマン」というのがそれだった。大手メーカーに就職して10年になるけれど、自分で入るまで会社やサラリーマンが何なのかまるで謎だった。それは地域差が主要因というより、「会社員」の持つ説明のしづらさと、それを能動的に説明する人と触れ合う機会が無かったということに尽きるのかもしれない。 岐阜市の出身で、両親とも小さなパチンコ屋の店員だった。小中の同級生を思い出すと、病院院長の息子、新聞販売